エクセルで使える!無料の給与計算ソフトおすすめ10選

給与計算・勤怠管理



給与計算は、無料の給与計算ソフトでも簡単に行えます。

無料の給与計算ソフトでできることの一例。

  • 給与計算
  • 年末調整
  • 給与明細書・給与台帳・源泉徴収簿・源泉徴収票・支払調書・支払報告書・法定調書合計表の作成
  • 雇用保険・労災保険・健康保険・介護保険・厚生年金・所得税の計算
  • アルバイトの給与計算
  • 賞与・残業代・時給計算
  • 有給休暇残日数管理
  • エクセルによるマイナンバー管理

この記事では、無料でダウンロードできる給与計算ソフトやエクセルテンプレートをご紹介します。



  1. エクセルで使える無料の給与計算ソフトおすすめ6選
    1. 給与計算ソフト Q太郎
    2. EXCELで給料
    3. 給与計算 FREE for EXCEL
    4. 給与支払明細書 for Excel (平成29年以降用)
    5. 小さな会社のための給与明細・台帳 for Excel
    6. 給与明細書 for Excel
  2. 無料トライアルあり!クラウド型給与計算ソフト4選
    1. フリーウェイ給与計算
    2. 人事労務freee
    3. マネーフォワードクラウド給与
    4. やよいの給与明細オンライン
  3. 給与計算ソフトの選び方
  4. 給与明細書や給与台帳のシステム化について その1
    1. 複雑な給与計算のルール
    2. 歩合制などの場合の給与計算
  5. 給与明細書や給与台帳のシステム化について その2
    1. 間違いや勘違いがあってはならない給与計算
    2. 小人数の給与計算や書類はエクセルテンプレートで
    3. 給与計算フリーソフトは自社のシステムにマッチングするか確認
  6. 給与明細書や給与台帳のシステム化について その3
    1. バックアップをクラウドに保存できるクラウドタイプの給与計算ソフト
    2. 給与計算システム等はソフト選択や自社開発等よく見極める
  7. 毎月の給与計算事務の流れ
    1. ソフトを使用したコンピュータによる給与計算
    2. コンピュータによる給与計算のメリット
    3. コンピュータによる給与計算で源泉所得税額算出の特例が受けられる
    4. コンピュータによる給与計算の注意点
    5. コンピュータを使った給与計算には情報管理体制の整備が重要
  8. 給与計算のポイント
    1. 給与明細書のおもな支給項目
    2. 給与における固定的給与と変動的給与
    3. 給与計算で加算される通勤手当について
    4. 欠勤・遅刻・早退控除は支給項目に入れて給与計算する
  9. 給与計算にはソフトウェアが便利
    1. 有料の給与計算ソフトウェアのメリット
    2. 少人数の給与計算ならexcel(エクセル)で使える無料テンプレート・フォーマット
  10. まとめ
  11. 人事・経理・会計担当者におすすめのフリーソフト

エクセルで使える無料の給与計算ソフトおすすめ6選

会社に役員や従業員がいる場合は、毎月給料を計算する必要があります。毎月のこととなると、給与計算も結構大変です。給与計算の主な流れは以下のとおりです。

  1. 従業員の残業時間や、欠勤、早退、遅刻などを把握し、残業代や欠勤控除などを計算し、その月の給料を確定する。
  2. 給料が確定したら、健康保険や介護保険、厚生年金保険、雇用保険などの社会保険料を計算する。
  3. 確定した給料と社会保険の金額、扶養家族の人数を基に、源泉所得税の金額を計算する。
  4. 確定した給料から社会保険料や源泉所得税を天引きした差引支給額を求め、給与明細書を作成する。
  5. 従業員に給料を支払う。

また、年末には1年間の給料をもとに所得税の年末調整をし、源泉徴収票や源泉徴収簿などの書類を作成する必要があるため、毎月の給料明細の控えなどを残しておく必要があります。

このように、給料計算には手間がかかるとともに、社会保険料や源泉所得税の知識も必要す。

しかし、無料の給与計算ソフトを使えば、手間のかかる給与計算も簡単に行えます。

エクセルで使える無料の給与計算ソフトをご紹介します。

給与計算ソフト Q太郎

給与計算ソフト Q太郎

「給与計算ソフト Q太郎」は、給与/賞与計算に機能を限定しており、アルバイトなどの初心者にも扱い易い給与計算ソフトです。クラウドからダウンロードできます。必要最低限の入力項目なので解りやすく、税金や保険料が自動計算されるので容易に給与/賞与明細書を作成できます。給与/賞与明細書をメール送信する機能も有ります。

EXCELで給料

EXCELで給料

「EXCELで給料」は、平成29年1月以降用の便利な給与計算ソフトです。

給与計算を簡単にかつ、楽にすることを目的としています。余分な機能を省き、操作性を重視しているため、使いやすくなっています。アルバイトの時給計算や残業代の計算にもおすすめです。

給与計算 FREE for EXCEL

給与計算 FREE for EXCEL

「給与計算 FREE for EXCEL」は、10人までの給与計算・賞与計算が簡単にできる給与計算ソフトです。

所得税計算・労働保険料計算・社会保険料計算・年金計算等の各種計算は、ボタン1つで一発計算できます。

給与支払明細書 for Excel (平成29年以降用)

給与支払明細書 for Excel (平成29年以降用)

「給与支払明細書 for Excel (平成29年以降用)」は、エクセルで作成する、源泉税の自動計算機能付きの給与明細が作成できるソフトです。無料でクラウドからダウンロードできます。

平成29年以降の給与に対する源泉税・月額表に対応しています。関数だけで計算しているので、旧バージョンのExcelやMac版Excelでも動くと思います。

小さな会社のための給与明細・台帳 for Excel

小さな会社のための給与明細・台帳 for Excel

「小さな会社のための給与明細・台帳 for Excel」は、Excelで給与明細、給与台帳が簡単に作成可能なソフトです。

マクロを敢えて使わないシンプル設計になっています。毎月の給与明細、賞与明細、残業代、個人別給与台帳、個人別賞与台帳、源泉徴収簿へ転記すべきデータの作成ができ、とても便利な人気アプリです。

給与明細書 for Excel

給与明細書 for Excel

「給与明細書 for Excel」は、Excel VBAで稼動する、源泉税自動計算機能付きの給与明細書ソフトです。シンプルながら残業代計算などのほしい機能はしっかり搭載された使い勝手の良いおすすめソフトです。



無料トライアルあり!クラウド型給与計算ソフト4選

クラウド型の給与計算ソフトをご紹介します。クラウド型の給与計算ソフトは、ソフトをインストールする必要がありません。バックアップをクラウドに保存できるため、万が一ハードがクラッシュしてしまったとしても、クラウドから復元が可能です。無料期間があるので、本格導入する前に使いやすいかどうかを試すことができます。

フリーウェイ給与計算

「フリーウェイ給与計算」は、従業員5人までなら期間無制限で無料で利用できる、クラウド型の給与計算ソフトです。6人以上の場合は、月額1,980円で利用できます。

給与明細のメール配信や全銀データ出力、源泉徴収票などの法定調書や支払調書も可能です。

フリーウェイ給与計算

人事労務freee

「人事労務freee」は、freee株式会社が提供している、クラウド型の給与計算ソフトです。
人事労務freeeには、以下のような特徴があります。
給与計算を自動化
給与明細以外の必要書類も出力
webで給与の振込も可能
給与計算の過程も見える

以下の4つの料金プランがあり、従業員数に合わせて選ぶことができます。
ミニマムプラン 月額2,200円~
ベーシック 月額4,480円~
プロフェッショナル 月額9,280円
エンタープライズ 要問合せ

人事労務freee

マネーフォワードクラウド給与

「マネーフォワードクラウド給与」は、マネーフォワード クラウドシリーズを提供している株式会社マネーフォワードのクラウド型の給与計算ソフトです。

パーソナルプランが無料でご利用できる、1ヶ月無料トライアルが用意されています。

マネーフォワードクラウド給与

やよいの給与明細オンライン

「やよいの給与明細オンライン」は、弥生株式会社が運営している、クラウド型の給与計算ソフトです。機能がシンプルなので、初心者でも簡単に給与明細書の作成ができます。

今なら全ての機能が1年間無料で使えるキャンペーンが実施中!

やよいの給与明細オンライン



給与計算ソフトの選び方

給与計算については、人事など他のシステムも絡むことが多くあるため、システムそのものを入れ替えることはできません。給与計算のソフトは、すでに存在する周辺システムと連携させる形で、新たに導入するケースが多くなっています。この場合は、既存のパッケージだけではなく、システムを連携させるための追加開発が必要になります。そのための費用や作業期間について、確認を行う必要があります。

サラリーマンの場合、様々な保険が用意されており、給与計算時に天引きされていきます。煩雑な項目を処理でき給与システムと連動できる、一貫した保険制度のシステム化が求められています。これらの保険は、緊急時に必要なものですから、常にその人の個別のデータの抽出が必要になります。雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金などの情報をデータベース化をして、万が一の時に備えなければなりません。



給与明細書や給与台帳のシステム化について その1

給与明細書や給与台帳をシステム化するに当たって、その課題として、セキュリティ面の問題があげられます。電子化により紙の明細書の扱いが簡素化され無駄が減るわけですから、給与明細書や給与台帳のシステム化、イコール電子化となりやすいはずです。給与明細書も個人情報には変わりありませんから、電子化しても情報漏洩は避けるべきものであることは変わりません。

給与明細書や給与台帳の子システム化により、社内での給与明細の誤配による狭い範囲での漏洩は避けられるでしょうが、今度は外部に漏れるリスクの課題が発生します。なぜなら、電子システム化に伴い、紙ではなくWeb上で閲覧させるという形になるからです。しかし、誰でも閲覧可能にはできないため、セキュリティに関する新たな課題が発生することになります。

避けるべきということでは、給与台帳も例外ではありません。給与明細書や給与台帳の電子化に際して、情報漏洩を防止するといったセキュリティ面を考える場合、単に保管場所に気を使うだけでなく、アクセス管理などについても必然的に考慮する必要があります。

複雑な給与計算のルール

給与計算は簡単なようで複雑です。例えば割増賃金が賃金内に定められていれば、深夜業などにおいて割増賃金の支払い義務がないなど、従業員との契約に基づいているからです。
ただし、こうした契約がない場合は、割増賃金などを計算して支払う必要があります。日当であれば日当に対応した、月給であれば月給に対応した賃金を支払う必要があるのです。

歩合制などの場合の給与計算

一方で、歩合制を取り入れている場合、割増賃金はどういった扱いになるのでしょうか。歩合制というのは、所定労働時間と所定外の労働時間を合わせた総労働時間について支払っている賃金としてみなします。
そのため、歩合制を取り入れた場合の割増賃金時間単価の計算方法は、他の固定的賃金とは違う形での計算、すなわち、所定労働時間ではなく総労働時間から算出する必要があります。この場合の割増率は、「0.25」です。



給与明細書や給与台帳のシステム化について その2

間違いや勘違いがあってはならない給与計算

こうしたように、労働者との契約によって給与の支払い方法、給与の割増賃金の計算、率までもが変わってくるのです。さらに詳しい計算式や区分けもありますが、こうした計算を全て覚えて素早く計算するのは、正直困難な場合が多いはずです。
しかしながら、賃金というのは、従業員やアルバイトの生活に直結する部分です。労働をした対価として支払われるもので、労働をする意義でもあります。こうした「働く」という意味合いの中で、大切な部分となる賃金について、間違いや勘違いがあってはなりません。また、法令や条例など、賃金には法律などに係る部分も非常に多く、あまり安易に考えていると、後から税金の追徴課税が行われたり、従業員から裁判や訴訟を起こされる原因となるなど、多くのトラブルの根源となってしまう可能性があるのです。
そのため、賃金に関する部分は、会社を運営する中で最も大切なファクターの一つであるといっても過言ではなく、この部分を上手にシステム化している会社は、やはり効率よく業務をこなし業績も安定している企業が多いという見方もあるようです。

小人数の給与計算や書類はエクセルテンプレートで

こうした給与計算に係るシステムはどのように構築すれば良いのでしょうか。極少人数であればexcel(エクセル)によるテンプレート・フォーマットを用いて、アルバイト・従業員の時給計算や給与計算、残業代などを行うのが、簡単という意味合いではおすすめです。

しかし、excel(エクセル)によるテンプレート・フォーマットによるアルバイト・従業員の時給計算や給与計算、残業代は、その場しのぎになりかねず、また、年月を重ねるごとに管理が難しくなるといった部分があります。

一方で、給与明細や支払報告書・支払調書など、所定の記述を継続的に使用する必要性がある書類については、テンプレートやフォーマットにexcel(エクセル)を用いるというのは、おすすめだと言えるでしょう。

そのため、アルバイト・従業員の時給計算や給与計算、残業代などの計算はソフトウェアで、給与明細や支払報告書・支払調書など書類作成はexcel(エクセル)のテンプレートやフォーマットをといったように使い分けるのも重要です。

なお、給与明細や支払報告書・支払調書などのexcel(エクセル)テンプレートやフォーマットは、インターネットなどで無料で簡単にフリーダウンロードできるものが多く存在します。こうした無料で活用できるデータも比較して、自分にマッチングしている給与明細や支払報告書・支払調書などのデータをダウンロードすると良いでしょう。

給与計算フリーソフトは自社のシステムにマッチングするか確認

アルバイトや正社員の時給計算や給与計算、残業代の計算を行う際に用いるソフトウェアを検討した時に、まず考えるのはフリーソフトという人もいるでしょう。フリーのソフトであれば、アルバイトや正社員の時給計算や給与計算、残業代の計算だけではなく、アルバイトや正社員の給与明細や支払報告書・支払調書などの作成もできるからです。

しかし、フリーソフトと一言で言っても、数多くのソフトが存在しています。どのフリーソフトをダウンロードして、どのようにシステムに組み込んだりするか、ツールやアプリの使い勝手はどうかというのは、非常に大切な問題です。

なるべく簡単にフリーのソフトを比べたいのであれば、フリーソフトの人気をランキングにした比較がおすすめです。人気で比較しているランキングであれば、上位にあるフリーソフトはそこそこのユーザーを抱えていますし、使い方もある程度検索することができるからです。

一方で、人気ランキングばかりを目安にしてフリーソフトをダウンロードしてしまうと、無料以外のメリットが見当たらない場合もあります。いくらランキングで人気があるおすすめのフリーソフトであっても、自社のシステムにツール・アプリがマッチングしていないソフトをダウンロードしていては意味がないのです。

ですから、安易にフリーのソフトの人気ランキングで簡単に使用するソフトウェアを比較して決定するのではなく、おすすめで人気のフリーのソフトを参考にしつつ、ツールやアプリをどのようにシステム化するかを比較して考えながら無料のソフトウェアをダウンロードするのがおすすめです。

給与明細書や給与台帳のシステム化について その3

バックアップをクラウドに保存できるクラウドタイプの給与計算ソフト

ある程度の従業員がいるのであれば、excel(エクセル)のテンプレート・フォーマットや無料のソフトウェアに頼るのは少し心細いと言えます。それは、ソフトのセキュリティ面・サポート面・アップグレード面などさまざまな理由からです。

そうした不安を解消しつつ、時給計算、給与計算、残業代の計算、給与明細、支払報告書、支払調書など、給与に係る重要な部分をしっかりと支えてくれるのが、クラウドタイプの給与計算ソフトの特徴です。

クラウドタイプの給与計算ソフトでも有名で、ランキングなどでよく上位で見かけるのが「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」といったところです。
「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」は、どれも給与計算を簡単にしてくれるシステムやツール・アプリが搭載されています。

そして、最近のソフトウェアで特徴的なのが、クラウドの活用です。クラウドに設定などのバックアップを保存できるのです。こうしたバックアップをクラウドに保存できるため、万が一ハードがクラッシュしてしまったとしても、クラウドから復元が可能なため安心です。もちろん、クラウドを活用するにはシステムがインターネットに接続されていなければなりません。そのため、クラウド機能を活用したいのであれば、インターネットに接続されているPCで作業を行うようにしましょう。

「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」の操作は、総務や経理の人でも使えるように、専門的でありつつも比較的簡単に操作できるように作成されています。

しかし、簡単な操作だからといって、必要となるツールやアプリが不足しているわけでもありません。また、「「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」はサポートも充実していますので、もしツールやアプリで使い方がわからない場合は、カスタマーなどを利用すると良いでしょう。

給与計算システム等はソフト選択や自社開発等よく見極める

賃金に係るシステムは、会社のコアな部分です。フリーソフトやシェアソフトから選択するのではなく、自社開発も含めてじっくりと検討するのが良い方法だと言えるでしょう。

毎月の給与計算事務の流れ

毎月の給与計算事務の流れは以下の通りです。

  1. 人事情報の収集
  2. 労働日数・労働時間数の集計
  3. 給与計算、給与明細書の作成
  4. 給与の支払い
  5. 社会保険料・税金の納付

1.給与計算に必要な人事情報の収集

人事情報の収集は給与計算の基本です。給与締切日までに、社員・アルバイト・パートの入社・退社、転勤、結婚、出産、死亡などに関する情報を集め、データ管理します。3、4月は比較的、従業員の移動が多い時期なので、注意しましょう。

2.正社員・アルバイト・パートの労働日数・労働時間数集計

給与の締切日が来たら、出席簿やタイムカードをもとに労働日数、労働時間数を集計します。正社員の時間外労働時間数(残業代・深夜労働手当)や欠勤・遅刻、アルバイトやパートの労働時間数は正確に集計しましょう。集計がまちがっていると、正確な給与計算ができなくなります。アルバイトやパートは労働時間数を間違えると、時給計算に直接影響します。

3.給与計算、給与明細書の作成

労働日数や労働時間数を集計したら、給与計算を行います。給与計算を行う際、ベースになるのが就業規則や給与規程です。就業規則や給与規程、集計データから各従業員の総支給額と各種控除額を計算し、差引支給額を出します。それぞれの計算の詳細は給与明細書に記入します。
給与明細書は2通作成し、1通は給与支払日に従業員に配り、1通は会社に保存しておきます。

4.給与の支払い・給与明細書の配布

多くの会社では銀行振込で給与を支払い、給与明細書のみを手渡しで行います。銀行振込の場合、支払日の3、4日前までに給与データをメールなどで銀行に送ります。

5.給与から差し引いた社会保険料・税金の納付

社会保険料は、従業員の給与から控除した社会保険料(健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料)に会社負担分を加え、翌月末までに納付します。給与計算で控除した所得税・住民税(所得税は税務署、住民税は市区町村役場)は翌月10日までに納付します。

ソフトを使用したコンピュータによる給与計算

給与計算にコンピュータを活用すれば、正確かつ迅速な計算と美しい明細表の作成が可能になります。また、データの保存も簡単なのでおすすめです。

コンピュータによる給与計算のメリット

コンピュータによる給与計算には以下のようなメリットがあります。

  1. 入力・印刷が簡単にできる
  2. 年末調整もできる
  3. 社会保険関係の書類が作成できる
  4. 作業が楽になる

コンピュータによる給与計算で源泉所得税額算出の特例が受けられる

コンピュータで給与計算を行う際、税額表(月額表)甲欄を使って源泉所得税額を出す場合は、月額表ではなく財務大臣が告示する方法(簡単な機械計算)で処理ができる特例があります。

コンピュータによる給与計算の注意点

①コンピュータで給与計算する際は、データ入力を正確に行う必要があります。入力間違いが1つあると、さまざまなところに影響が及んでしまいます。

②コンピュータが給与計算をしてくれますが、コンピュータを操作するのは人間です。使い方をしっかりマスターしておかなければ、コンピュータは人間の操作間違いを指摘してくれません。

コンピュータを使った給与計算には情報管理体制の整備が重要

コンピュータを使って給与計算をするだけでなく、そのデータを銀行に送信するファームバンキングを利用したり、メールで社員やアルバイト・パートに給与明細を送付したりする会社が増えています。こうしたシステムを利用するには情報管理体制をしっかり整えることが重要です。

給与計算のポイント

給与計算事務のメインは給与支給明細書の作成です。給与明細書は社員・アルバイト・パートの1か月の労働の成果を表すものです。

給与明細書には以下の4つの項目を記入します。

・勤怠項目…労働日数、欠勤日数、労働時間、残業時間など
・支給項目…基本給、残業代、通勤手当などの各種手当など
・控除項目…各種保険料、税金、社内貯蓄など
・差引支給額項目

給与明細書のおもな支給項目

一般的に、給与の支給項目は就業規則(給与規程)の給与体系によって決められています。給与には「固定的給与」と「変動的給与」があります。

給与における固定的給与と変動的給与

支給項目は会社によって異なりますが、主なものは下記のとおりです。

〈固定的給与〉…毎月支給額が一定
・基本給…毎月の給与の基本となる部分。職務能力や勤務年数、勤務形態によって支給額が決まる。アルバイト・パートは時給×勤務時間数で時給計算を行う。
・役職手当…課長・部長など管理職の業務に対して支給される。
・職務手当…職位に応じた職責・職務負担に対して支給される。
・営業手当…営業職に支給される。
・住宅手当…住宅に必要な費用に応じて支給される。
・家族手当…同居する家族の人数や年齢に応じて支給される。
・通勤手当…通勤費用に対して支給される。

〈変動的給与〉…毎月の勤務状況などによって支給額が変動する
・時間外労働手当…所定労働時間を超える労働に対して支給される。残業代。
・深夜労働手当…深夜(午後10時~午前5時)におよぶ勤務に対して支給される。
・休日労働手当…法定休日の労働に対して支給される。
・精皆勤手当…勤怠状況に応じて支給される。

※このほかにも、会社によってさまざまな手当があります。

給与計算で加算される通勤手当について

多くの会社で支給されている通勤手当ですが、実は法律上、支給の義務はありません。通勤手当の額は就業規則で規定するか、従業員に通勤手当支給申請書を提出してもらったうえで決定します。通勤手当支給申請書は特に決められた書式はありません、会社で用意しましょう。
通勤手当は他の諸手当と異なり、一定額までは非課税となっているので、給与計算の際には注意が必要です。

欠勤・遅刻・早退控除は支給項目に入れて給与計算する

欠勤や遅刻、早退したら給与からカットされる(ノーワーク・ノーペイ)のが原則です。これらは「控除額」ではありますが、給与計算上は支給項目に入れます。

控除なのに支給項目に入れる理由は、支給額から欠勤・遅刻・早退控除を差し引いた額をもとに、各種保険料や税金を計算するからです。欠勤・遅刻・早退控除を支給項目に入れた方が、給与計算の処理がしやすくなります。

なお、ノーワーク・ノーペイが原則ですが、就業規則などで欠勤・遅刻・早退控除についての詳細を定めておけば、労使間のトラブル回避にもなるのでおすすめです。アルバイトやパートの時給計算にかかわる労働時間についても、決めておきましょう。

会社によっては、正社員に対してノーワーク・ノーペイの原則を採用せず「完全月給制」を導入しているところもあります。この場合も、就業規則などで欠勤・遅刻・早退時の控除を行わないと定めたうえで、実施することができます。

給与計算にはソフトウェアが便利

給与計算にコンピュータを使うと、入力・集計・計算・保存が迅速かつ簡単・正確にできます。給与計算をコンピュータで行う際には、給与計算用のソフトウェアを使うことをおすすめします。給与計算ソフトを使うと、給与計算・時給計算・残業代算出から給与明細書・支払報告書・支払調書の作成まで、一連の作業を連動して行うことができます。

給与明細書は毎月、従業員に支払った給与の内訳を示すものとして渡すものです。支払調書は講演を頼んだ外部の人に講演料を支払ったり、税理士などに顧問料などを支払ったりした際に作成し、税務署に提出するものです。支払報告書は社員・アルバイト・パートにいくら払ったかをまとめる書類で、市区町村に提出します。

給与計算用のソフトウェアには、有料のものから無料のフリーソフトまで多くの種類があり、ダウンロードして使えるようになっています。ソフトウェアの人気ランキングサイトを見れば、さまざまなソフトの特徴を比較できます。

有料の給与計算ソフトウェアのメリット

代表的な有料の給与計算ソフトウェアとして「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」があります。データを入力すると、給与明細書や支払調書、支払報告書が作成できるシステムが整っていることに加え、いずれもクラウド上でデータのバックアップが保存できるので安心です。

また、クラウドを活用することで、セキュリティやアップグレードの面でも安心できるのが有料ソフトウェアのメリットです。ただし、クラウドのメリットを受けるには、パソコンをインターネットに接続した状態にしておく必要があります。会社の方針によっては、インターネットにパソコンを常時接続することに抵抗がある場合もあるので、導入時に注意しましょう。

ほかにも「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」には、簡単に計算や書類の作成ができるように支援するさまざまなシステムやツール、アプリ機能が備わっているのでおすすめです。給与計算ソフトウェアの人気比較ランキングでは、いずれも上位にランキングされています。

また「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」といった有料ソフトウェアは、サポートが充実しているのも強みです。操作をしていてわからないところがあれば、メールや電話で問い合わせをすることができます。有料ソフトウェアのなかには、ダウンロード版とパッケージ版の両方を販売しているものもあり、自社の環境に合わせて選べます。

「有料ソフトをいきなり使うのはリスクがある」「ツールやアプリの使い勝手を確認したい」という人のために、「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」には無料でお試しができるフリーソフト版が用意されています。有料ソフトの導入を考えている人は、まずは無料のフリー版をダウンロードして、システムやツール、アプリの使い勝手を確認し、比較検討することをおすすめします。

少人数の給与計算ならexcel(エクセル)で使える無料テンプレート・フォーマット

上記で紹介した「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」といった有料ソフトは、数十~数百人規模の社員やアルバイト・パートを抱える会社の給与計算・時給計算・残業代計算などを行う際にはとても便利です。しかし、従業員が10人程度のアルバイト・パートの給与計算なら、excel(エクセル)上で使える無料テンプレート・フォーマットやフリーソフトでも対応できます。むしろ、「やよいの給与明細 オンライン」「マネーフォワードクラウド給与」「人事労務freee」といった人気有料ソフトウェアだと、使わないシステムやツール、アプリがたくさんあると感じるかもしれません。

ネット上には、excel(エクセル)上で使える無料のテンプレート・フォーマットがたくさんあり、ダウンロードして使えます。給与計算・時給計算・残業代計算はもちろん、給与明細書や支払報告書、支払調書の作成もテンプレート・フォーマットを使えばexcel(エクセル)でできます。フリーソフトとはいっても、さまざまなツールやアプリを備えたものもあります。有料ソフトウェアと比較するとシステムが複雑ではなく、excel(エクセル)を使い慣れている人なら、簡単に使いこなせるでしょう。

有料ソフトウェアのメリットとして、ソフトメーカーが提供するクラウドが使えることがあります。しかし、ソフトウェアexcel(エクセル)上で使うテンプレートやアプリであっても、googleなどが無料で提供しているクラウドストレージを活用すれば、データを保存したり、関係者間でデータを共有したりできます。クラウドストレージを使い慣れている人は、無料のサービスを組み合わせて使いこなすのもよいでしょう。

ネット上を調べると、多くのフリーソフトやexcel(エクセル)テンプレート・フォーマットが存在し、どれをダウンロードすればよいか目移りしてしまうかもしれません。そんなときは、フリーソフトの人気ランキングサイトを活用してみましょう。

給与明細書や支払報告書、支払調書など、給与計算や年末調整に必要な書類のうち、各ソフトが作成できる書類についての情報が掲載されているほか、実際にソフトを使った人の評価によってランキングが決められていて、おすすめのフリーソフトがわかりやすくなっています。また、ツールやアプリの使い勝手についても言及されています。

ソフトウェアの人気ランキングサイトを参考にいろんなソフトを比較し、自社の状況に合った給与明細書や支払報告書、支払調書のテンプレート・フォーマットをダウンロードして使いましょう。

まとめ

エクセル版の給与計算ソフトは、簡易的なものが多いですが、エクセルを使ったことがある人にとっては、簡単に給与計算できるのがメリットのひとつです。
エクセル関数も理解できていれば、セルの中身を変更できますので、ご自身で管理しやすいようカスタマイズすることも可能です。

また、有料の給与計算ソフトのほとんどは、単独の機能ではなく、販売、仕入、顧客などの管理システムやPOSシステムなどを含んだ多機能ソフトです。多くの機能が集約されているソフトを探している方には、エクセル版の給与計算ソフトは物足りなく感じるかもしれません。

その場合は、下記のソフトの導入を検討してみましょう。

  • やよいの給与明細 オンライン
  • マネーフォワードクラウド給与
  • 人事労務freee

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