日々のメールチェックや迷惑メール対策は、ビジネスでも家庭でも欠かせない作業です。中でも多機能で使いやすいと人気のWindows用メールソフト「Becky」は、プラグインを活用することで、さらに便利にカスタマイズできます。また、着信メールをすぐに確認できる「メールチェッカー」や、迷惑メールの受信を防ぐ対策も知っておくと安心です。この記事では、Beckyの便利な機能や、メール管理を効率化する方法、迷惑メール対策の基本まで、初心者にもわかりやすく解説します。

人気のメールソフト「Becky! Internet Mail」
Windowsで電子メールを受信する際には、メールソフトが必要となります。メールソフトと一言で表されていますが、実施には世の中に数多くのメールソフトが存在します。当然ながら、こうした数々のメールソフトの中から、使いやすいメールソフトを選ぶ事が非常に重要なポイントとなります。
そこでおすすめするのが、「Becky! Internet Mail」です。こちらのメールソフトは、1996年に所版となるバージョン1を公開してから、多くのユーザーに使われているメールソフトです。
信頼性の高さは抜群 Becky!
メールソフトの中には、フリーソフトも数多く存在します。しかし、フリーのメールソフトは、ユーザーインターフェースがあいまいな物も多く、使いにくいメールソフトが少なくありません。
その点、Becky! Internet Mailはフリーソフトではないものの、Windows95からWindows10までという幅広い世代のWindowsに対して互換性を維持しています。そのうえ、最新のユーザーインターフェースやプロトコルにも対応しているため、信頼度は非常に高いと言えます。個人のユーザーだけではなく、企業や官公庁、大学といったセキュリティ等に敏感なユーザーにも支持を受けているというのが、信頼度の証だと言えるでしょう。
Becky!の特徴をチェックする
メールを受信するためのボックスは、複数個を作成することができます。また、それぞれのメールボックスに対してプロファイルを設定できるため、メールのチェック方法などの細かい設定も簡単に切り替えることが可能です。また、最適化されたデータ管理により、膨大な量のメールを保管しているフォルダであっても、スムーズにアクセスすることができる仕様となっています。
メール受信は、POP3だけではなくIMAP4をサポートしているため、IMAPに対応しているメールアドレスであれば、それぞれの端末で同期を気にする必要がありません。
定型文書などを作成して使用するテンプレート機能も備えており、メールを作成する時に任意のテンプレートを呼び出して使用する事ができるうえ、HTMLのメールテンプレートにも対応しています。
その他にも、定められた日時で受信箱にメッセージを入れることができるリマインダー機能や、条件でメールを振り分けるフィルタリングマネージャ機能、メーリングリストマネージャ機能など、痒い所に手が届く機能を数多く備えています。
Becky!は30日間無料で使える
Becky! Internet Mailはシェアウェアとなっており、ライセンス購入が必要となります。ライセンス購入価格は税抜きで4000円です。
ただし、30日間は無料で試用することができますので、まずは無料期間で使い勝手を把握することが大切です。
なお、ライセンス購入後のアップデートなどは基本無料となっているため、常に最新版をダウンロードして使用することが可能です。
メールチェッカーは迷惑メール対策を含んだものを導入すること
メールチェッカーを使ってみよう
メールを使用する時には、メールチェッカーを使用するのがおすすめです。
日々受信をするメールの中には、迷惑メールなどが含まれることが多く、その度にメールを開いたりしてチェックするのはうんざりという方も少なくないはずです。
こういった方に是非とも導入を検討してもらいたいのがメールチェッカーです。
迷惑メールが原因となり、メールのチェックが面倒になってしまい、大切なメールを見落としてしまうといったトラブルも、メールチェッカーを使用すれば避ける事ができるでしょう。
おすすめのメールチェッカー
メールチェッカーは、常にメールを監視し、新しいメールが受信された時に、メールソフトを表示する事無く、メールが届いたことをお知らせするものです。
メールチェッカーには、フリーソフトやシェアウェアなどさまざまなタイプが存在しています。
お知らせする方法は、デスクトップやタスクバーなどにで受信を知らせるタイプや音声でお知らせをするタイプなどが存在しています。
例えば、職場など音を出す事ができない場所で使用する時には、デスクトップ上にポップアップで知らせてくれるタイプのメールチェッカーがおすすめです。
一方で、自宅でメールチェックをする場合は、常にパソコンの前にいるとは限りません。料理をしていたり洗濯をしていたり、場合によってはパソコンを設置しているフロアと違う階にいる場合もあるでしょう。こういった状況の中でデスクトップ上にポップアップするメールチェッカーを使用しても意味がありません。そのため、音声で知らせるタイプのメールチェッカーを使用するのがおすすめだと言えるのです。
メールチェッカーと迷惑メール
メールチェッカーを使用する際に気を付けたいのが、迷惑メールの頻度だと言えます。メールチェックで迷惑メールを読まずにスルー出来るといっても、その量が多い場合はメールチェッカー自体が作業の邪魔になってしまう危険性があります。
最近のメールチェッカーの中には、迷惑メール対策を含んだメールチェッカーも存在します。中には、フリーソフトでも迷惑メール対策を施しているソフトも存在します。
迷惑メールの数が多くて懸念を抱いている場合は、迷惑メール対策を含んだメールチェッカーを導入するのが最適だと考えられます。
セキュリティの観点からも迷惑メール対策は最重要
メールの中で、セキュリティ的観点から見ても危険だと言えるのが迷惑メールです。迷惑メールは、そのものが迷惑なだけなく、そのメールの中身に危険性を含んでいることがあるため、セキュリティの観点から見ても、非常に危うい存在だと言えます。
こうした迷惑メールをただ放置していると、気が付いた時にはトラブルを抱えているといった場合もあるため、迷惑メール対策は必ず導入する必要があるのです。
迷惑メール対策への投資
迷惑メールの一つにスパムメールがあります。スパムメールとは、メールを受信する側の意志に関係なく、一方的にそして継続的に送られてくる迷惑メールのことを意味しています。
スパムメールを対策する場合、どの程度のコストで対策ソフトを導入すればよいかなど考える必要があります。これは、スパムメールの対策ツールに対する設備投資は売り上げと直結しないためです。そのため、スパムメールを放置することによる損失を計算する必要があります。
分かりやすいのは、スパムメールにウイルスが仕込まれている場合です。こうした迷惑メールに仕込まれているウイルスは、情報を引き出すためのツールとして使用されます。情報漏洩が企業にもたらす損害額を考えると、どの程度の投資が必要かというのが見えてくるはずです。
特に、顧客情報などが漏洩した場合、その被害額は漏洩した情報量と比例して膨大になっていきます。取り扱っている情報が漏洩した時のシミュレーションを行い、どの程度の金額で情報の回収や漏洩防止を行う事ができるかを試算して、スパムメールを防止するためのツールに対する投資金額を考えると良いでしょう。
また、取り扱う情報の質によっても、スパムメール対策のツールへ対する投資金額が大きく異なります。より重要な情報を防御するためには、当然ながら多くの投資が必要となるのです。
迷惑メール対策ツールの種類
スパムメールを防止するためのツールとしては、フィルタリングによる防止方法やパッケージソフトによる防止方法、ウイルス対策ソフトのツールなどが考えられます。
迷惑メール対策1 フィルタリング
メールサーバーなどが備えている場合が多いのがフィルタリングです。フィルタリング機能は、受信したメールに対して、スパムメールなどの迷惑メールかといったことを判断し、迷惑メールと判断した場合は受信をブロックします。
フィルタリングは、その精度によりブロックするメールが迷惑メールかどうかを判断する能力が大きく変化します。場合によっては、必要なメールもブロックされている場合があるため、どの程度の精度かをよくチェックすることが大切です。
迷惑メール対策2 パッケージソフト
有料のソフトウェアとして提供されているものが多いのが特徴です。精度や頻度などをカスタイマイズできるため、ユーザーにマッチした使用方法が可能です。一方で、ユーザー側でシステムの構築が必要となるなど、運用面での負担が多いのもパッケージソフトだと言えるでしょう。
迷惑メール対策3 ウイルス対策ソフト
ウイルス対策ソフトの中には、受信するメールをチェックする機能を備えているものも存在します。メールを開封する前などにチェックが走り、事前にメールからの脅威を防ぎます。
ただし、ウイルス対策ソフトが常駐している必要があり、メール受信ごとにウイルスチェックが作動するため、パソコンの性能によっては、パソコンの動作へ影響を及ぼすこともあります。
迷惑メール対策4 送信ドメイン認証
迷惑メールの多くは、送信元を偽装して送信しています。そのため、送信元、いわゆるドメインが本物かどうかをチェックする事で、そのメールが迷惑メールかどうかをチェックするのが、送信ドメイン認証というものです。
この送信ドメイン認証も、メールサーバーなどで運用されていることが多く、事前に迷惑メールを防ぐことに対しては、信頼性がある手法だと言えます。
迷惑メール対策は万全に
迷惑メールの多くは、実害の無い物だと考え放置している場合が多いようです。しかしながら、そのメール自体だけではなく、メールを受信する事により、そのメールアドレスが生きているメールアドレスかなどがチェックされている場合もあります。
生きているメールアドレスだと判断された場合、より多くの迷惑メールが送信されてくる可能性があり、中にはトロイの木馬などのウイルスツールを仕込んでいるメールが送られてくる場合もあるため、セキュリティの観点から見ても非常にリスクが高い状態だと言えます。
今は特段トラブルがないと感じていても、近い将来には大きなトラブルとなる危険性がある迷惑メールを放置するのではなく、適切な対処方法を取り入れておくことが大切です。
ウイルスや情報漏洩に対する損失を考えれば、対策に対する投資はそこまで大きくありません。数多くあるソフトやツールの中から、環境に適した迷惑メール対策方法を導入することで、安全で安心な状況を構築することができるのです。