訪問介護のシフト表・スケジュール表作成、介護シフトの自動作成のフリーソフト・エクセル・アプリをご紹介します。
介護施設の業務内容は、以下のように多岐にわたります。
- 介護施設の勤務シフト作成
- 訪問介護のスケジュール作成
- 利用者へのサービス提供から介護日誌などの記録
- 管理職はスタッフの勤務スケジュールの管理や送迎表
- ショートステイの居室割当など
- 介護専用の勤務シフト管理
- 夜勤や日勤の最適化
- ルート表から送迎表の作成
常に人手不足といわれる業界です。
「いくら手があっても足りない」という状況になる前に、自動作成できるフリーソフトの利用を検討しましょう。
- 介護勤務シフトの作成で注意すべき点
- 自動作成ソフトで介護勤務シフト作成業務の負担を減らす
- 介護施設の勤務シフト(勤務表)の自動作成フリーソフト・エクセルテンプレート・アプリ その1
- 介護施設の勤務シフト(勤務表)の自動作成フリーソフト・エクセルテンプレート・アプリ その2
- 介護施設の勤務シフト(勤務表)の自動作成フリーソフト・エクセルテンプレート・アプリ その3
- 訪問介護のスケジュール・シフト作成フリーソフト
- 介護日誌・介護日報・介護記録・介護書類のフリーソフト その1
- 介護日誌・介護日報・介護記録・介護書類のフリーソフト その2
- 介護日誌・介護日報・介護記録・介護書類のフリーソフト その3
- 看護プラン・ケアプランのフリーソフト
- 介護日誌・介護記録の必要性
- 介護記録・介護日誌の種類
- 介護記録・介護日誌をつけるときのポイント
介護勤務シフトの作成で注意すべき点
介護職の勤務シフト作成では、夜勤もあるため組みづらさがあるのも事実です。
そのうえ、利用者や働くスタッフの状況にあわせたシフトを組む必要があります。
時間も手間もかかり苦戦している方が多いのも事実です。
<優先度:◎>
- 現場で必要となる人員構成を把握する
- 法律や行政で決められている配置基準を守る
<優先度:◯>
- スタッフの希望休や、出勤日が固定しているスタッフ、イベント日など、変更がききにくい日からシフトを組む
- 負担の大きい夜勤のシフトを優先的に組む
自動作成ソフトで介護勤務シフト作成業務の負担を減らす
上記のようなさまざまな条件に配慮したうえでシフトを作成するのは、とても大変です。
そのため、介護勤務シフトを使うと、毎月の作業時間を大幅にカットでき、手間も省くことができます。
パソコンやタブレットでシフト作成している方がほとんどだと思います。
エクセルの介護勤務シフトソフトで作成するのも苦ではないでしょう。
手間が省けるだけでなく、以下のようなメリットもあります。
- スタッフの希望などを登録しておくと、システムが自動でシフト作成する
- 夜勤の回数や1カ月あたりの休日が十分か確認してくれる
- 公平なシフト表がつくれるため、スタッフの満足度も高まる
- マネージャーでなくても作成管理ができるようになる
限られた人員で、利用者に安心・安全なサービスを提供するには、業務の効率化が欠かせません。
無料のフリーソフトやテンプレートもあるので、自社にあったソフトを活用しましょう。
少しでも負担を減らし、働きやすい環境づくりに改善してください。
介護施設の勤務シフト(勤務表)の自動作成フリーソフト・エクセルテンプレート・アプリ その1
介護施設の勤務シフト(勤務表)の自動作成フリーソフト・エクセルテンプレートです。
夜勤の自動作成、昼勤の最適化シフト表、ヘルパーの重複やサービス間隔をチェック、ルート表から送迎表を作成、ショートスティの居室割り当て管理などの無料ソフトがダウンロードできます。
シフトマネージャー
病院・介護施設等の、勤務シフトを自動で作成できるフリーソフトです。
何時間も掛かっていた勤務シフトの作成も、個人別の勤務形態、部署別の必要人数を登録しておけば、短時間で簡単に作成できます。
シフト助手 (フリー版)
エクセルで勤務シフトを作成できるフリーソフトです。
夜勤がある福祉施設関係の最適なシフト表の作成を手助けします。
夜勤務は希望休・希望夜勤や、2名夜勤の相性も考慮して自動作成します。
勤務種を好みの色に変更など、各種機能があります。
配置まっ
サービス事業者向けのシフト管理フリーソフトです。
ホワイトボードにパネルを貼っていく感覚でデータを作成でき、配置後も随時調整が行えます。
サービス時間を1分単位で保持でき、印刷出力は監査対応資料のベースとしても有用です。
かんたん グルケア (お試し版)
グループホーム利用者の介護計画や目標を整理できるのシフト表作成フリーソフトです。
シフト管理、業務日誌、介護計画書、介護給付費請求の4機能があります。
入院情報は、そのまま介護給付請求に利用できます。
介護施設の勤務シフト(勤務表)の自動作成フリーソフト・エクセルテンプレート・アプリ その2
エクセルで使えるワークスケジュール表(シフト表)
エクセルで使えるワークスケジュール表(シフト表)
勤務時間IN-OUTを3パターン同時表示できるWSタイプのシフト表作成フリーソフトです。
3ラインワークスケジュール表作成版として、1日に3回の出退勤シフトを作成することができます。
1回目の出勤・退勤、2回目の出勤・退勤、3回目の出勤・退勤をしっかりと管理できる、優れものツールです。
エクセルで作成されているので、職場に合わせてカスタマイズすることもできます。
BS勤務(楽々勤務表)無料版
BS勤務(楽々勤務表)無料版
タイムカードとしても使える給料・所得税も自動計算・エクセル変換・明細書発行を行うフリーソフトです。
各従業員の個人データから予定表を自動作成します。
深夜などの時間割り増し設定も簡単に行う事ができます。
また、予定表から実績表を作成し、そのまま給料計算、所得税計算が可能です。
各種集計や勤務表、タイムカードデータなど全てCSVファイルに変換できます。
毎日の出勤人数を時間帯グラフで表示できます
勤務シフト表作成
勤務シフト表作成
小規模な職場用の勤務のローテーションシフトを作成できるフリーソフトです。
年間カレンダーとリンクしていますので、予定の見通しが立てやすいのがポイントです。
「年カレンダー」sheetと「シフト」sheetがあり、年カレンダーに記入した予定はシフト表に、シフト表に記入した予定も年カレンダーに反映するようにしてあります。
舞加
舞加
スケジュールの共有にも対応した卓上カレンダー型スケジューラです。
1ヶ月の予定が一覧でき、手書き感覚でその予定を書込めます。
10年後の予定も、「この日から、この日まで」という期間のある予定も、カラフルな直線で書き込めます。
従来のスケジューラーの難しい操作や項目を排除し、ワープロのようにスケジュールが書けます。
重要な予定の文字色を簡単に変えたり、強調したり出来ます。
介護施設の勤務シフト(勤務表)の自動作成フリーソフト・エクセルテンプレート・アプリ その3
出勤管理PRO
出勤管理PRO
エクセルで勤務表を作成できるフリーソフトです。
日勤・フレックス勤務に対応しています。
祝祭日を考慮したカレンダー自動作成、企業独自の休暇など任意に登録できるなど、汎用性もあります。
また、自動月次集計、日勤・フレックス勤務の混合勤務可能、休憩時間を最大8種類設定可能、所定就業時間とコアタイム設定によるフレキシブルタイムテーブルを自動作成などといった機能を搭載しています。
勤務表名人
勤務表名人
エクセルを利用した勤務表を作成できるフリーソフトです。
マウス操作だけで1ヶ月ごとの各人の勤務予定の作成を簡単に行えます。
ユーザーの使用環境に合った休日や祝祭日、勤務人数の条件、勤務名称などいろいろな設定が可能で、設定を基に各月の基本内容が自動展開され、作成した勤務予定表は、内容のチェックや集計なども行えます。
勤務予定表@謹之助
勤務予定表@謹之助
夜勤や宿直などの勤務形態が特殊な勤務の勤務予定表作成をサポートするフリーソフトです。
勤務名をファンクションキーに割り付けるなどして簡便に入力できます。
また、入力された勤務を日別に集計できることや、個人別にも集計できるのでチェックがしやすく、誤りのない予定表ができます。
勤務形態が複雑であっても最大24通りの勤務を設定できますので対応可能です。
看護婦勤務表作成支援 EXCELsheet
看護婦勤務表作成支援 EXCELsheet
看護婦勤務表の作成を支援するセクセルテンプレートです。
訪問介護のスケジュール・シフト作成フリーソフト
訪問介護のスケジュール・シフト作成フリーソフトです。
訪問介護のスケジュール・シフトを作成できます。
ヘルパー勤務表 (EXCEL)
訪問介護の、ヘルパーさんの勤務表を作成するフリーソフトです。
担当者が決まっている利用者への自動入力を行います。入力作業が削減でき、シフトの重複チェックを行うことができるため、勤務表を作成する作業時間を短縮することができます。
わりあてーる 体験版
訪問介護スタッフの、シフト表作成支援フリーソフトです。
サービス事業者・介護スタッフ ・サービス利用者を登録し、介護スタッフを移動時間を加味し、空き時間が少なくなるよう効率的に割当てます。
週間シフト表・実施計画表・実施記録兼確認書を作成印刷します。
割振りヘルパーさん
割振りヘルパーさん
グループホーム、訪問介護事業者等において毎月のヘルパー割振り業務を簡略化、支援するためのフリーソフトです。
勤務表管理の有無、ヘルパー割振り時、不正割振り防止機能により簡単に割振りできます。
加えて月間予定表、ヘルパー別月間予定表、日別予定表の作成、印刷も可能です。
介護日誌・介護日報・介護記録・介護書類のフリーソフト その1
介護日誌・介護日報、介護記録・介護書類のフリーソフトです。
- 診療計画書の作成
- 日誌をカレンダーに記録するExcelシート
- 看護業務における申し送りとカーデックスの情報共有
- クリニカルパス・看護計画表の作成
- 看護サマリーの作成
- 通所リハビリテーション書類の作成
- ヒヤリハット報告・インシデントレポートの作成
- 居宅介護支援経過と介護予防支援経過を作成する業務日誌
- 通所介護記録管理
- ケース連絡表の作成
業務日誌
居宅介護支援経過と、介護予防支援経過を同時に作成できる、業務日誌ソフトです。支援経過を後で見直すときに、とても便利で管理も楽です。LAN環境に対応しています。指定のドライブへ、バックアップを行うことができます。事業所に合わせて、カスタマイズが可能です。
褥瘡記録
アクセスで褥瘡経過記録や診療計画書の作成ができます。帳票は厚生労働省の例示「褥瘡対策に関する診療計画書」様式5の要件に副った書式です。褥瘡経過評価用の帳票、処置内容などの経過記録です。褥瘡の重症度、経時変化の評価に便利なDESIGN-Rを採用しています。
デイ業務日誌 支援
エクセルのマクロを使用して、デイサービスの業務日誌と、個人記録を作成できます。マウス操作で、短時間で簡単に作成できます。個人記録は、業務日誌と連動して、個人別にファイルを自動で生成します。前5回分のデータや、登録文章の閲覧と転記機能があります。
ケアレコーダー
ケアレコーダー
介護業務におけるケア記録に使用できます。主に、特養・有料老人ホーム等の施設で使用可能となっているようです。ケア記録は、Cookieを使用してローカルファイルに保存します。Cookieを使用している関係で、記録量が限られています。オプションとして、ActiveXObjectでWindowsのローカルファイルにケア記録を保存する事が出来ます。
Navi-Path
看護計画表の、クリニカルパスの作成をサポートするソフトです。クリニカルパスや看護項目も登録されており、各病院で修正も可能です。患者向けと職員向けの、看護計画表を作成することが可能です。業務の効率化で、患者サービスや、病院評価向上につながります。
介護保険証有効期限管理表(Excel)
介護保険証有効期限管理表(Excel)
介護保険証の有効期限の1ヶ月前から自動的に警告を表示します。最低限入力する必要があるのは、利用者名と適用期間(至)のみです。次月に有効期限が到来する場合は「来月期限切れです」、当月に有効期限が到来する場合は「今月期限切れです」、有効期限を過ぎると「期限切れ」と表示されます。フィルターを利用して、並べ替え・抽出なども可能となっています。非常にシンプルな作りなので、使い方も簡単です。
介護日誌・介護日報・介護記録・介護書類のフリーソフト その2
Taxi日報管理「タッ君」
Taxi日報管理「タッ君」
日報管理、入金/請求管理、交番管理、有休管理、給与管理、年末調整などを取り扱う事ができます。サンプル版のため、導入日より3か月間の使用が可能です。日報登録や訂正、乗降介助や身体介護、未収や割引、代車交換自社や他社チケットなどの管理ができます。また、個人別運転日報・月報・実績、運輸実績報告書、割引実績報告書などの管理もできるなど、非常に多機能なソフトです。
ReceChecker
ReceChecker
介護保険のレセプトCSVのエラーチェック&請求内容の確認が簡単に行える便利ツールです。データの正誤は国民健康保険団体連合会(国保連)のデータ仕様書に基づいており、CSVの内容にエラーがあると、その項目を赤く表示するようになっているのでエラーの箇所が一発で把握できるようになっています。また、レセプトデータの様式ごとに、被保険者のサービスの利用状況、利用サービス名などが分かりやすい単語で表示されます。
デイ業務日誌支援
デイ業務日誌支援
居宅介護支援経過と介護予防支援経過を同時に作成できる業務日誌ソフトです。
Access実例集:介護日誌accdb
Access実例集:介護日誌accdb
Microsoft Access2007/2010の実例集として制作した介護日誌プログラムです。 日誌内容の文字書式でリッチテキストが利用可能でです。
サービス実績報告書(Excel)
サービス実績報告書(Excel)
介護保険サービス提供事業者が介護予防の利用者の実績を、地域包括支援センターに提出する際に利用する報告書です。所内でお使いの利用票・提供票からの転記も容易です。
会議録綴り
会議録綴り
アクセスを使って委員会や検討会議録を一元管理します。
帳票は施設サービス記録第5表のような書式です。
介護日誌・介護日報・介護記録・介護書類のフリーソフト その3
かんたんグルケア(お試し版)
かんたんグルケア(お試し版)
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)用のシフト作成、業務日誌、介護計画書、介護給付費請求を取り扱うことができます。体験版のため、試用期間はインストールした日から3ヶ月間です。利用者の状況を日々入力します。登録した利用者様の介護経過をまとめて転記できます。入院情報は、そのまま介護給付請求に利用できます。なお、介護予防、短期入所には対応していません。
業務日誌2006
業務日誌2006
居宅介護支援経過と介護予防支援経過を同時に作成できる業務日誌ソフトです。LAN環境に対応しています。指定のドライブへバックアップを行うことが出来ます。業務日誌2006を事業所に合わせてカスタマイズ(業務日誌や支援経過の様式変更などを)したい場合は、変更可能ファイルを作者が送付してくれます。また、訪問介護や施設系の日誌にカスタマイズも有料で行っています。
カレンダーでケース記録
カレンダーでケース記録
福祉施設や介護施設の出来事や支援内容を、カレンダーに入力し記録するExcelシート。カテゴリーや利用者別に分類でき作業日誌や介護記録、工程の進捗管理などの分野で利用可能。
日誌・記録ソフト「かんたんケース記録くん」フリー
日誌・記録ソフト「かんたんケース記録くん」フリー
老人ホーム、児童施設等で利用者の観察記録日誌と個人記録を作成するExcelシートです。日誌をデータ入力すると自動的に日誌、個人記録のExcelファイルを更新する機能があります。
CREDO作業日報管理システム
CREDO作業日報管理システム
物件・担当ごとに作業内容、進捗を管理するソフトです。作業担当者の日々の作業を登録することにより物件別・作業担当別の内容を集計することが出来ます。担当者には通常・残業・深夜単価を設定することが出来る為、物件ごとに進捗率、進捗金額および残高金額が簡単に把握できます。ソフトを動作させるには、Accessランタイムが必要となりますので準備を行い使用するようにしましょう。
排尿日誌 Bladder diary
排尿日誌 Bladder diary
このアプリは排尿日誌の作成、失禁タイプの判別に用いる排尿チェック票の管理が主です。排尿日誌でおおよその排尿パターンをつかむことは適切な排尿ケアを行うためには重要です。日誌には排尿量と時間間隔を把握しやすい推移グラフ付きのものとなっています。排尿障害での受診やケアプランを考える基礎資料に使用できるはずです。ぜひ、ツールとして活用してください。
看護プラン・ケアプランのフリーソフト
Navi-Path
Navi-Path
クリニカルパス(看護計画表)の作成をサポートするソフトです。
一画面で患者と職員向けの看護計画表が作成可能で、クリニカルパス作成業務を大幅に効率化することができます。
全自動 計画くん 精神科看護版
全自動 計画くん 精神科看護版
電子化された標準的な看護計画内容の編集作業により、作成時間の短縮を見込むことで業務の能率向上を果たします。
通所介護_週間予定表_通常版 体験版
通所介護_週間予定表_通常版 体験版
通所介護の週間予定表です。現場の声から生まれた実務を快適にする、より実践的で便利なソフトです。
保健指導支援ソフト
保健指導支援ソフト
ヘルスアセスメント(生活機能低下予防)の問診データを活かし、保健師による訪問指導のデータ管理、訪問指導スケジュールの策定、指導プランの策定が容易にできるソフトです。
院内業務フォルダ
院内業務フォルダ
介護関連届出書類等の作成と院内業務管理。ファイルメーカーを使用して、病院での介護関連届出書類を作成し管理します。介護業務以外の便利ファイルも付属しています。
JK版 看護・介護サマリー
JK版 看護・介護サマリー
医療機関及び介護施設等における看護サマリー作成支援ソフトです。「医療機関→医療機関」「医療機関→介護施設」「介護施設→医療機関」「介護施設→介護施設」というように、医療と介護にまたがっての使用が出来る様に項目を設定し、入院や入所時に必要な医療情報とADL情報をコンパクトにまとまっています。さらに、医療分野の項目をより詳細化されているなど、細かい使い方ができます。
居宅介護サービス計画書
居宅介護サービス計画書
居宅介護支援事業所向けのケアプラン作成支援ソフトです。簡単にまた直感的にわかりやすくしてケアプランを作成できるようエクセルのテンプレートという形式で作成されています。ダウンロードするとexeファイルが保存されますので、所定の方法を行いソフト本体を利用するようにしてください。エクセルで作られているので、比較的簡単に作業を行う事ができるはずです。
ケアプラン作成「んぐ」
ケアプラン作成「んぐ」
ケアプラン作成ソフトです。全てEXCELのVBAで作成されているため入力が簡単です。入力画面が利用(提供)表と同じフォーマットなので分かり易く処理できます。1~7日までの入力で1ヶ月分のデータの繰返し反映が可能です。入力したデータは保存出来、年・月・被保険者コードをキーにして呼出が可能です。月次処理データを3ページに対応、全額利用者負担(介護保険未使用)の処理も可能です。
介護日誌・介護記録の必要性
介護の方法として、介護施設に入院したり、介護付き老人ホームなどに入居して医療行為や介護行為を受けたり、自宅でデイサービスを受けたりとさまざまなケースがあります。
また、介護を受けないようにするための介護予防支援などもあります。
こうした介護や介護予防では、介護行為だけでなく、介護日誌や介護記録を作成することも重要です。
介護日誌や介護記録を作成することで、要介護の人の個人ごとの介護経過などがわかり、介護の担当者に変更があったとしても、引き継ぎや申し送りが容易にできるようになります。
また、今後のケアプランをたてるのに役に立ちます。ケアプラン作成とともに重要なのが、国保連への給付管理や給付費の請求です。
こちらも介護記録を付けることで、必要書類の作成や管理が行いやすくなります。
このように、介護施設やデイサービスなどで介護日誌や介護記録の作成することは、多くの事務業務を効率化することにつながります。
介護記録や介護日誌に記録された日々の情報は、情報共有のためだけではなく、利用者の日々の生活の証です。
また、利用者・家族と介護者との信頼関係を深める役割も果たします。
一方、介護に関する事故や訴訟は年々増加傾向にあります。
日々真摯に利用者と向き合っていても正確な記録が残されていなければ、社会的な責任を問われることもあります。
正確な介護記録や介護日誌をつけることで、業務の引き継ぎがスムーズにできます。
介護行為の証としていざというときに介護者にとって強い味方にもなります。
介護記録・介護日誌の種類
介護記録は、次のことを目的としたものにわかれます。
様式や書き方は介護施設等によって異なります。
・介護方針を決める
・利用者理解
・情報共有(介護内容を証明)
ケアプラン(介護サービス計画書)
ケアマネージャーが作成する。
利用者一人ひとりの介護の長期目標・短期目標や援助内容を書く。
介護者は目標を達成できるようケアプランにそったサービスをおこなう。
フェイスシート
「利用者の情報シート」である。
利用者の家族構成や生活、病歴、趣味、服用中の薬や緊急連絡先、在宅の場合は家の間取図や近隣情報などを記入する。
利用者一人ひとりを理解した上でサービスをおこなうために必要である。
介護記録・介護日誌
担当の介護職員や看護師、生活相談員が作成する。
日中の様子や睡眠の様子などの時間を追って記す介護日誌である。
「どんなことをしたか」だけでなく、できたことや前向きな言動を書く。
何も変わったことがなかった場合も、印象に残った言葉や場面を書き、目標に対する課題やニーズの発見に役立てる。
また、介護記録や介護日誌は、介護サービスを提供した証明となり、万が一事故などが起きた場合、法的な証拠にもなる。
業務日誌・連絡ノート
職員が記入する。
業務日誌は主に、在籍人数や入所・退所者、来訪者、外泊者、ショートステイ利用者数、イベントの内容や参加人数など、施設や事業所の一日に起こったことを記録する。
職員間の連絡事項を共有する。
また、デイサービスやショートステイでは、家族と介護者間の連絡ノートで家族からの要望や利用者の様子を共有する。
事故・ヒヤリ・ハット報告書
事故の再発防止に向けて、事故内容や対応、対策などを記録する。
事故を寸前で回避できた場合も報告書を書き、未然に防ぐために共有する。
チェックシート
利用者一人ひとりの起床・就寝時刻、食事や排泄回数・内容、バイタル、服薬などの項目を毎日記録する。
チェックシートを活用し、利用者の生活の質を向上させるための対策を話し合う。
介護記録・介護日誌をつけるときのポイント
介護記録や介護日誌をつけるときは、読み手のことを考え、時系列(時刻を書いておく)で経過がわかるように書きます。
「ですます体(敬体)」ではなく、「〜である・〜だ(常体)」で記録します。
記録を読んだ別の介護者や家族が理解できるよう具体的な様子、症状を書くといったことを気をつけましょう。
基本ルール
・「〜である・〜だ(常体)」で記録
・過去形で書く
・主観を省き、事実を具体的に記録
利用者が食事したことを記録する際、「◯時◯分 昼食」だけではいけない。
「◯時◯分 昼食の時間になったが、食欲がなかった。理由を聞くと、頭痛がしていたようでしばらく様子をみる」と、その人の様子や状況が他の人でもイメージしやすいように書きましょう。
介護記録は、基本的に起こったことや行ったことから少し時間をおいて書くため、「過去形」です。
現在進行形の場合は、現在形で記すようにします。
記録する際に注意すべきなのは、介護者(記録をつける人)の主観ではなく、利用者の言葉や事実を書くことです。
言葉で表現することが難しい利用者であれば、介護者が質問しながら要約して記録しましょう。
×「ベッドから落ちて、痛そうだった」(事実+介護者の主観)
◯「ベッドから落ちて、顔をしかめて足首が痛いと言った」(事実+利用者の言葉)
書き方に迷うときは5W1Hを意識すると、書きやすくなります。
・Who(誰が)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(なにを)
・Why(なぜ、どうして)
・How(どのようにした)
例)14:30 レクレーションに参加。利用者の◯◯さんと大きな声で童謡を歌っていた。ほかの利用者さんに自ら話しかけ、笑顔がみられた。
ばらつきがでやすい表記を統一する
介護記録があいまいな内容や、介護者(記入者)の推測や主観で記録すると誤解が生じることもあります。
また、必要な情報が伝わらず、十分なサービスが提供されません。特に、時刻、場所、数値・量、情報源を明確にして書くことが求められます。
明確なルールが定められておらず、介護者によって書き方にばらつきがある場合は、一度ルールを明文化しておくといいでしょう。
年月日・時刻
西暦(2022年)、和暦(令和4年) ⇒ 統一する
◯月◯日、◯/◯ ⇒ 統一する
◯時◯分、◯:◯、午前◯:◯ ⇒ 統一する
夕食後に、◯:◯夕食後に ⇒ 統一する
呼び方
◯◯さん、◯◯さま、◯◯氏 ⇒ 利用者や家族などの呼称は統一する
数値・量
平熱 ⇒ 36.4度
だいたい食べた ⇒ 3/4食べた
少ししか飲まなかった ⇒ ◯cc飲んだ
小さなあざができた ⇒ ◯×◯cmのあざが右ふくらはぎ中央にできた
介護者の主観や推測で記録しない
介護日誌をつける際、介護者(記入者)の主観や推測で書いたものは、事実とは異なることがあります。
大きな誤解に発展することもあるので、基本的に「利用者自身の言葉」や「客観的な事実に基づいて具体的に記録する」ことを心がけましょう。
NG例)
「周りの人と楽しそうに笑っていた」
「レクリエーションに参加し、楽しそうだった」
「俳句の時間はつまらなさそうだった」
上記にあげた例は、介護者(記入者)の推測や主観が入っています。
「楽しそうだったか」「つまらなさそうだったか」は、本人がそういっているわけではないのでわかりません。
OK例)
「隣の◯◯さんと将棋の話をしながら時折笑っていた」
「体操のレクリエーションに参加したあと、「楽しかった」と言っていた」
「俳句の時間は元気がなかったので聞いてみると、「眠たかった」と話してくれた」
OK例のように、利用者自身の言葉や事実に基づいて記録することで、どんな交流関係か、何に対してのアクティビティを楽しめているか、など利用者への理解が深まります。
また、そうした介護日誌があることで、スムーズな引き継ぎや情報共有ができるようになります。
読み手に合わせた介護記録に
介護記録や介護日誌、連絡ノートを介護者ではなく、利用者自身や利用者の家族が読む場合は、簡略した言葉や専門用語ばかりにならないよう気をつけることも大切です。
難しい専門用語は避けて、言い換える。
BP → 血圧
PT → 理学療法士、ポータブルトイレ
PEG → 胃ろう
自走 → 自力で車いすを動かすこと
利用者の暴力行為や暴言に対しては、事実はそのまま書きます。その上で、その行為に至った原因や背景を考え、どのような対応をしたかを書くと読み手である家族も納得されるでしょう。
略語や専門用語は避ける。
排泄介助をした → トイレでズボンの上げ下げを手伝った
全身清拭 → 身体全体を拭いた
ADLの低下 → 杖での歩行が難しくなり、車いすでの移動
左に体交 → 身体の向きを左にした