会計・経理の基本を押さえる!貸借対照表と損益計算書の重要性

会計・経理、税金計算



貸借対照表は、企業の資産、負債、純資産を把握するためのもので重要な役割を果たしています。一方、損益計算書は、企業の収入と費用を解析し、純利益を計算するための手段として用いられます。これらの財務書類をきちんと理解し、適切に活用することは、経理・会計業務を担当するビジネスパーソンにとって不可欠です。このページでは、会計・経理の基本として重要な貸借対照表と損益計算書について、詳しく解説しています。

会計・経理のフリーソフト・エクセルテンプレート
会計・経理のフリーソフト・エクセルテンプレートです。 仕訳日記帳の入力から、総勘定元帳、補助元帳、貸借対照表、損益計算書、勘定集計一覧表、消費税仕訳が可能です。現金・預金の振替仕訳から、現金・預金出納帳、振替仕訳帳、残高試算表を作成します...



現金出納帳・金銭出納帳システム化の目的

現金出納帳・金銭出納帳のシステム化の目的のひとつとして、現金取引の内容を詳細に把握して損失を無くし、利益を上積みできる管理や分析を行なうことがあげられます。しかしそれだけで終始したのではわざわざシステム化する意味がありません。会計・経理については、システム会社と顧客の双方で業務の範囲について、食い違いが生じることがあります。

仕訳が集計された総勘定元帳はデータベースとして重要な帳票です。総勘定元帳の作成について、システム化を図るには、仕分けの際の入力をよりデジタル化して、効率を上げていくことにあります。現在は、ほとんどの会社が会計システムを導入していて、手作業でこの処理を行う会社は少なくなっています。
総勘定元帳のデータは基本的には数字の羅列ですが、この数字には重要な要素が限りなくあります。データベース化しているものを、さらなる切り口で再構成して、数字を可視化するシステム化を取り入れることにより、会社の状態を正確に知ることができるようになります。



貸借対照表・損益計算書をシステム化

貸借対照表・損益計算書のシステム化では、財務処理システムとして利用する上で、単に決算業務だけが行なえれば良い訳ではありません。一連の業務が滞ることなく、シームレスな連携が図れることがポイントとして挙げられます。

貸借対照表、損益計算書をシステム化するには、各細部の部署のデータが正確にデータベース化されているのが大前提です。コンピュータ化されている現在のシステムを常に見直し、進化していく会計システムソフトの有効活用が重要なポイントとなります。
貸借対照表と損益計算書が素早く正確にできているのは、会社として当たり前のことで、社外の利害関係者に正確な書類を公開できれば、様々な取引の際、会社の信用も含め有利に展開できます。

財務分析と損益分岐点のシステム化では、経営状態の実態を計数的に把握するための細かな財務分析が行なえることが重要です。帳票形式で数字だけで指し示すのではなく、重要な指標などを分かりやすく表示させることが機能として求められます。
財務分析と損益分岐点はともに、予測判断の材料になる重要なポイントです。最近の企業にはこの判断能力が弱くなってきたという指摘があり、システム化をする大きなターゲットとなっています。
損益分岐点を判断するためには、費用である給料・家賃・リース料などの固定費と、材料費、仕入の金額、さらに販売手数などの変動費や売上高が、正確に計上されていなければなりません。

アプリやツールでやれば、間違いが減るため、まずは人気の無料ツールやアプリをクラウドからダウンロードしてみてください。



会計・経理の基本「貸借対照表」とは

使いやすく便利な経理ソフトや会計ソフトが無料で手に入る世の中、数字や項目を入力すれば誰でも簡単に業務ができるようになりましたが、決算書の正しい知識は身に付いているでしょうか。

貸借対照表はなぜ「バランスシート」と呼ぶの?

貸借対照表は英語圏では「バランスシート」といいますが、なぜだと思いますか?
貸借対照表はご存じのとおり、資本を借方と貸方に分け、左側に借方、右側に貸方を記入していきます。
例えば事業で使用するために機材を1,000万円で購入したときをみてみましょう。
会計上、費用は1,000万円なので、右の貸方欄に1,000万円と記入します。一方の借方には、資産として1,000万円の価値がある機材が手に入ったので、左の借方欄にも1,000万円と記入します。
このように、貸借対照表とは常に左右の金額の合計が等しくなるように記入しなければならないものです。常に釣り合う、つまり「バランスシート」というわけです。貸借対照表という名前も「貸方」と「借方」が左右で「対照」している表という意味そのままなので、どちらも分かりやすいネーミングです。

貸借対照表は世界共通?

実は貸借対照表は全世界で共通されている仕組み、書き方です。どんなに異国でも、また会社の大小関わらず、いつでも貸借対照表の見方は同じ。とてもシンプルでわかりやすい仕組みなのです。

貸借対照表の「自己資本」と「他人資本」とは?

資本は「自己資本」=自分で調達した資本(または株主資本)と、「他人資本」=借り入れした資本の2種類に分けることが必要です。ちなみに、会計上では他人資本のことは負債といいますね。分かりやすい代表例を挙げると、株主から調達した資本金は自己資本、銀行から融資を受けた借入金は他人資本(つまり負債)になります。



貸借対照表で何がわかる?

貸借対照表は大きくわけて資産の部、資本の部、負債の部に分けられます。
まずは資本の部について見てみましょう。

貸借対照表の左側に一覧されるのが資産です。
簡単に説明するなら、会社の資本(お金)をどのように使ったのか、つまり「お金の使い道」について書かれているところになります。貸借対照表がないと、会社の全ての資産を把握するのはとても困難な道のりです。なぜなら、大きな建物や機材などの購入も資産なら、受取手形や売掛金なども資産、まだ完成していない半製品や材料までも、会社のお金で購入し保有しているものはすべて資産になるからです。
それらを分かりやすく把握するため、資産の中にも3つの区別が付けられています。それが「流動資産」「固定資産」「繰越資産」です。

貸借対照表の羅列の順番は実は決まっている

ちなみに、資産を貸借対照表に記入するときには、現金化しやすいものから順に並べる、という法則があります。ですので、流動資産→固定資産→繰り越し資産の順になり、さらに流動資産の中でも現金預金をいちばん初めに書くことになっています。

流動資産・固定資産・繰越資産とは?

さて、流動資産とは、流動性の高い資産のことをいい、現金そのものである現金預金や、次に換金しやすい当座資産、売ればお金になる棚卸資産、そしてそのほかの資産という具合に区分けされています。

次に固定資産とは、その当期中に現金にするのか、資産として持ち続けるのか、ということを基準に流動資産と区別されている資産で、形のある有形固定資産と、権利などの形のない無形固定資産、そしてそのほかの資産に大別されています。

最後に繰越資産ですが、これは将来にわたって効果が期待される巨額の費用(例えば創業費用)などを、いったん資産として計上し、将来の期間まで費用を持ち越す処理をするための会計上の便宜です。

負債は決して悪いものではなく、善し悪しがある

資本には自己資本と他人資本(負債)がありますが、負債といえば借入金や、支払手形・買掛金などの仕入債務のイメージですね。ときに負債=借金と捉え、ない方が良いと考えられることもありますが、会社を経営するためには負債はなくてはならないと言っても良い資本です。また、用途によって負債の良し悪しは変わるものですから、金額だけで判断できるものではありません。
この負債も、当期中に返済するのか持ち越すのかにより、流動負債と固定負債に分けることができます。

資本(自己資本)とは?

負債の次には資本です。資本は自己資本といって、負債のように借り入れているわけではないので返済の必要のない資本であったり、株主からの資本(株主資本)といったものの内容を表しています。
このほかには資本余剰金という資本があります。これはもともと、資本というのは株主からの出資金であるので、それを超える分を資本余剰金と区別しているのですが、さらに会社の利益から内部留保した分などは利益余剰金といい、これもまた資本に含まれています。



会計・経理の基本「損益計算書」とは

損益計算書とは、その名前の通り、会社の利益を計算している決算書のことです。利益が出なかったときは、損失の具合を見る決算書になります。そのため、「損益計算書」という名前がついているわけです。
英語では、利益は「profit(プロフィット)」、損失は「loss(ロス)」なので、頭文字を取って「P/L(ピーエル)」と表記されることもあります。

会計上「収入」を「収益」と呼ぶ理由

会社が売上を上げると「収益」と呼びますが、普段の日常的な話の中では、給与が入れば「収入」が入った、といいますよね。その違いは何だと思いますか?
収入が入った、というときの収入は、現金のことを指しています。会社での収入というのは、現金だけに限られたものではない。ですので収益=利益を収めとる、というのです。ちなみに、収益から費用を差し引いたものを利益と呼びますね。

損益計算書の見方

損益計算書は上から順番に見ていくと会社の利益の在り方がよくわかるようになっています。
まず書かれているのが「売上高」といって、最も大きな収益です。ここから初めの費用である「売上原価」を差し引きます。すると粗利―つまり「売上純利益」が現れます。これが、商品自体の利益と考えられ、商売をする現場では最も重要視される利益になります。
次に、売上純利益から販売費および一般管理費を差し引きして「営業利益」が現れます。これは運送費や人件費、広告費など、売上に直接は結び付かない費用を差し引きしたもので、商品の利益に販売力を含めた利益ということができます。
営業利益から営業外損益、つまり借入金の支払利息や株の受取配当金といったような、本業以外での収益・費用を差し引きしたものが「経常利益」、そこから固定資産を売却して得た損益などイレギュラーなものを特別利益・特別損益として差し引きしたものが「税引前当期純利益」、さらにそこから税金費用を差し引いて「当期純利益」が現れます。

このように、「売上高」→「売上純利益」→「営業利益」→「経常利益」→「税引前当期純利益」→「当期純利益」と5段階になっているのが、損益計算書の特徴です。

会計・経理、法人財務の仕事とは? その1

会計や財務会計を担当する部署といえば「経理」です。経理の仕事は、経理ソフトや会計ソフトを使い、会計帳簿(会計報告)をつけ、売上の管理として損益計算書や仕訳帳、総勘定元帳をつけるなどの仕事を担っています。勘定科目や経費科目を比較しながら、年に1度の決算書を作り、資金繰りを計算するなど会社にとって重要な役割です。経費の仕事(会計)とはどんなものなのか、詳しく見ていきましょう。

会計・経理の仕事内容

経理の仕事といっても扱うお金の金額によって仕事の内容が変わります。例えばプライベートカンパニーと一部上場企業では経理の守備範囲も違います。会計の仕事を見ればわかりますが、財務会計の幅も違いますし会社の帳簿をつけるにしても勘定科目や経費科目の幅も広く、経理の人数も多くなります。最初は自治会会計や町内会会計など弥生で入文管理ができる程度のものです。銀行口座への入金管理の回数も増えますし、金額も膨大です。買掛金管理はもちろん売掛金管理、未払金管理などのやることも増えます。資金繰りについても考えていかなくてはいけませんし、全銀データの把握も必要です。

事業規模が小さなうちは経理の仕事も割と簡単なものです。ビジネスではどうしても必要な現金の出し入れや預金の記帳などがありますが、これを「出納」といいます。会計業務は主に、経理ソフトや会計ソフトを使って会計帳簿(会計報告)を行います。売掛金管理や買掛金管理なども、事業のスタートから必要な仕事になり未払金管理なども仕事です。期末になれば決算書を作成するために、損益計算書・仕訳帳・総勘定元帳・残高試算表・法定調書などの作成を行います。

経理の仕事で重要なのは「出納」「決算」「資金繰り」になり、経理の実務3本柱です。これらの仕事を税理士さんに頼むこともできます。小さな会社になるとお金の資金繰りの苦労が絶えません。資金繰りはもちろん銀行口座の管理、買掛金管理・売掛金管理・未払金管理なども必要になります。また、小さな出費ではあるものの自治会会計や町内会会計などの支払いも発生します。自治会会計や町内会会計はその地域によっても差がありますし、なかには自治会会計や町内会会計が発生しない地域もあります。

経理の財務会計はまずはExcel(エクセル)のテンプレートやフォーマットを使う方法もありますし、ソフトウェア(ソフト)などのフリーソフトやツールやアプリなどのシステムを使う方法もあります。無料(フリー)ダウンロードも充実していますし、簡単に人気が比較できるおすすめクラウドランキングなども使ってみてください。

事業の成長と共に仕事量が増える会計・経理の仕事内容とは

経理(会計)の仕事は事業の規模によっても変わります。最初は経理ソフト(会計ソフト)の管理や、資金繰り、入金管理、買掛金管理・売掛金管理・未払金管理などの幅にとどまっていたものでも、小切手や手形の発行などの仕事も増えていきます。これも経理(会計)の仕事になり、毎月の損益計算書を把握するためには月次決算を行うのが一番です。一般的な会社では年に1回確定決算を行い申告します。勘定項目や経費科目なども覚えなくてはいないので、損益計算書の見方はもちろん、仕訳帳の付け方や総勘定元帳、残高試算などの知識もつけていかなくてはいけません。

さらに資金の出入りが増えると資金繰りが頭の中だけで行うのでは間に合わなくなります。一人では回らなくなってしまうので、人を増やすしか解決できる方法はありません。仕事の幅が増えれば、ソフト(フリーソフトウェアやフリーソフトも含む)、アプリやツールなどのシステムもあります。無料(フリー)ダウンロードもありますし、Excel(エクセル)のテンプレート、フォーマットなどもあります。簡単に比較できる人気おすすめランキングなどもありますし、クラウドを使用する人もいます。

会計・経理、法人財務の仕事とは? その2

会計・経理の大きな役割「決算書作成」

経理(会計)の仕事のなかでも最も大きな役割を担っているのが、決算の仕事です。会社の事業年度が終わったときに、その年度の業績をまとめる作業になります。決算書を作る作業がとにかく膨大なこともあり、経理ソフトや会計ソフトを使った会計になってきます。決算表はいわば、会社の成績表のような役割を担っています。

今会社はどの程度儲かっているのか、財政状況などを客観的に見られる自己採点表の決算書でもあります。事業が広がると、新規の取引先も増えますし、外部関係者には成績証明書としての役割もあります。会社が成長して株を上場すると、株主に成績を知らせる報告書になります。株を保有したいと思っている人によっても重要な判断基準になります。決済書は間違いやごまかしが一切許されません。決算表を間違えていれば信頼問題になってしまいます。決済表が利益につながるものでなくても、いかに大切なものかがわかると思います。

決算書を作るときにも、ソフトウェア(ソフト)やフリーソフト、アプリなどのツールシステムを使うのがおすすめです。フリー(無料)ダウンロードもできますし、簡単に比較できるおすすめ人気クラウドランキングなどもあります。Excel(エクセル)のテンプレートやフォーマットを使う方法もおすすめです。

資金繰りも会計・経理の大きな仕事

経理ソフトや会計ソフトを使った財務会計はもちろん、簡易会計や自治会会計、町内会会計、弥生会計などお金に関してやらなくてはいけないことはたくさんあります。これらがあってはじめて会計帳簿(会計報告)ができますし、損益計算書や仕訳帳、総勘定元帳、残高試算表ができます。法定調書などの準備も簡単なものではありません。会計の仕事は売掛金管理、買掛金管理、未払金管理などもありますがそれ以上に重要なのが資金繰りです。

そもそも入金管理も含め、資金繰りに失敗して会社が潰れてしまっては元も子もないのです。広い目で見たときに「金策」の意味を持ちながら、履歴や資金の違いを理解して資金繰り表を作ることからはじめていきます。銀行口座のなかの入金管理、買掛金管理・売掛金管理・未払金管理と一緒に手元にあるお金の違いや、正確さが求められています。

資金繰りの管理もExcel(エクセル)を使ってテンプレートやフォーマットを使う方法もあります。フリー(無料)ダウンロードもできますし、簡単に人気のあるおすすめのクラウド比較ランキングなどを使う方法もあり、最適です。

会計に欠かせない経営計画とは

経理の仕事が増えてくると個人から経理課を持つまでに成長します。業界でも認められ他社との競争も出てくると思います。将来的な計画についても考える必要があり、経営計画などの仕事も必要になってきます。経営計画のとりまとめはもちろん経営計画と実績の比較や、より安いところでの資金繰り、有利な資金運用、ディスクロージャーなども頭に入れておかなくてはいけません。

経営計画は、ソフトやソフトウェアやフリーソフトなどのシステムを使う方法もあります。ツールのアプリもありますし、フリー(無料)ダウンロードにも使えます。簡単に人気のあるおすすめクラウドランキングもあり、比較するのに向いています。

エクセルや弥生などのソフトを活用し会計・経理の業務を行うのがおすすめ

経理(会計)の財務会計の仕事とはどんなものなのか、わかりやすく解説しました。経理の仕事についてExcel(エクセル)のテンプレート、フォーマットを使う頻度が多いと思います。フリー(無料)ダウンロードも充実していますし、簡単に比較できる人気クラウドランキングを参考にしてみてもいいと思います。ソフトウェア(ソフト)やフリーソフト、アプリなどのツールやシステムを使いこなしてみてくださいね。

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