このページでは、医療統計のフリーソフト・エクセルテンプレートを紹介しています。
・医療統計のフリーソフト・エクセルテンプレートの紹介
人工透析・医療統計の解析方法データベース、患者画像管理、診療報酬点数表手術名検索、
聴力検査の結果記録とオージオグラム、医療区分とADL区分の評価入力管理、精神薬等管理、
血液製剤管理などの無料ソフトがダウンロードできます。
・医療画像、映像ビュワー フリーソフトを紹介
医用DICOM専用ビュワー、PET-CTビューアー、CT・MRI・MPR表示、DICOM画像閲覧、
顕微鏡用デジカメ画像処理、JPGBMPに属性情報付与、DICOM変換を行う簡易ゲートウェイ
医療統計のフリーソフト・エクセルテンプレート その1
統計ソフトEZR (Easy R)
無料で使用できる、統計ソフトです。特に医療統計の解析方法が、豊富に含まれています。医療統計の解析に必要ないろいろな機能が搭載されているので、複雑なことまでこのソフトで可能です。今まで時間のかかっていた処理をスピーディーに行うことができます。
患者画像管理
患者さんのJPEG、PDFファイルを簡単に管理・閲覧できます。指定フォルダに、患者さんのID名のフォルダを作成し、その中にJPEGファイル、PDFファイルを分かりやすく格納します。一部内視鏡画像も管理可能です。画像ビューアーも同梱しています。簡易印刷機能付きです。
手術処置 マスター検索 Win
診療報酬点数表の、手術処置名、レセプト電算名称と、Kコード・Jコードを検索します。FileMaker Proデータベースです。手術処置マスター検索は、ICD-9CMコードも検索できます。絞り込み検索とワード検索があり、すべての動作が、キー操作のみで実行できます。
AgramII
オージオグラムを描くソフトです。耳鼻咽喉科で行う、聴力検査の結果を記録します。エクセルシートと、マクロプログラムから構成しているので、ソフトを使用するためにはマイクロソフトエクセルが必要です。MacのExcel2004でも作動します。
医療統計のフリーソフト・エクセルテンプレート その2
Me DiVa Crft スタンドアロン版
医療区分・ADL区分評価システムです。医療療養病床入院患者の、医療区分・ADL区分等の管理を行います。医療関係者の、意見を取り入れながら開発されました。評価票の発行、医療区分2、または医療区分3の患者の、評価作業等の効率化をサポートしてくれます。
麻薬台帳
麻薬向精神薬等の、管理台帳ソフトです。前もって使用薬品の登録を行い、登録薬品を選択にて操作し、記入ミスを少なくします。年度ごとの薬品使用量を、繰越数と共に印刷でき、指定日での在庫状況を、瞬時に把握できます。譲受書の発行は、管理者の登録で印刷できます。
FE_setup
内視鏡・超音波所見入力ソフトです。「Findings Editor」のデータベースを構築しています。簡単な操作で、PostgreSQLに「Findings Editor」の初回起動に必要なデータベースを構築します。パスワードの変更や、任意のSQLを実行することもできる便利なソフトです。
かく蔵さん
診療情報提供書、紹介状、返信状、診断書、意見書を、作成し印刷できます。ファイルメーカーProを用いたデータベースです。患者情報、病歴の登録や、複数の患者検索方法があります。紹介元・紹介先医療機関の登録や、紹介先医療機関名・住所の宛名印刷ができます。
医療統計のフリーソフト・エクセルテンプレート その3
血液管理ファイル
血液製剤管理台帳ソフトです。20年対応します。入庫記録をしないと、出庫記録・投与記録ができなくなっています。入出庫での確認を行い、在庫の管理も可能にします。前もって薬品の登録を行い、登録薬品を選択することにより、操作し記入ミスを少なくしています。
医療安全データ管理システム
医療機関の、安全管理やリスク情報の、評価・分析をサポートします。インシデントレポートやアクシデントレポートの、報告書の作成を簡略化します。データ分析が簡単に行え、ボタン1つで閲覧・検討できます。レポートの形式は、日本医師会モデルに則っています。
医療区分評価
医療区分評価の、入力管理ソフトです。平成28年の、診療報酬改定に伴っています。ランタイム版です。今まで大変だった医療区分評価の入力作業を、効率化することができます。
免疫染色抗体便覧 for Win
免疫染色で使用する抗体を検索する、プログラムです。ファイルメーカーProで、作成しています。主に、病理学に属する医師、または医療技術者向けのツールです。神戸大学病院病が公開するデータベース、「いむ~の」の内容を検索しやすいように収録しています。
医療画像、映像ビュワー フリーソフト その1
医療画像、映像ビュワーのフリーソフトです。
医用DICOM専用ビュワー、PET-CTビューアー、CT・MRI・MPRの表示、DICOM画像の閲覧、顕微鏡用デジカメの画像処理、JPGBMPに属性情報を付与、DICOM変換を行う簡易ゲートウェイ、電子スコープから静止画像をキャプチャーなど無料ソフトがダウンロードできます。
Apollo View Lite
医療画像DICOMファイル、専用ビュワーです。Windows Vista以降のOSに対応します。SQタグの、処理修正が可能です。PALETTE COLOR 16bit(US等)に対応します。Jpeg2000形式に、暫定対応します。画像データを、オンメモリからオンデマンドに変更できます。
Radis PET-CT
DICOM対応の、PET-CTビューアーです。PET-CT画像を表示する、簡易的なソフトです。PET、CT、fusion画像をaxial、coronal、sagittalの3方向で表示します。MIPが可能です。研究、教育、デモンストレーションの目的にのみ使用することができます。
Sycorax
医用画像ファイルDICOM用ビューアソフトです。簡易MPR表示、サムネイル表示も可能なフリーのDICOMビューアです。Jpegその他コーデックに対応し、DICOM通信サポート、PACSからの画像取得も可能です。ローカルデータベースによる簡易ファイリング機能付きです。
Radis
DICOM形式の、医用画像ファイルを表示するソフトです。CT、MRI、CR、RI等の画像に対応しています。簡易的な、MPRも可能です。多検査比較、ウィンドウレベル・ウインドウ幅の変更、パン・ズーム、距離計測、ピクセルマッピング、などの機能を備えています。
医療画像、映像ビュワー フリーソフト その2
Sonic DICOM Media Viewer
CDやDVDなど、ローカル環境のDICOM画像を閲覧できるフリーソフトです。シンプルなインターフェイスと、高速な画像表示・操作が特長です。Webブラウザ上でDICOM画像を閲覧できます。検査リストの表示や計測機能、DICOMタグ情報表示などの機能を備えています。
Sonic DICOM PACS
DICOMサーバー機能と、HTML5ベースのDICOMビューア機能を兼ね備えたソフトです。簡単に操作できるシンプルなUIと、高速な動作が特長です。施設内全てのPCからサーバーにアクセスし、画像を閲覧できます。電子カルテやHIS、RISなどとURLを介して簡単に連携できます。
マイクロ MAGIC
顕微鏡用の、デジカメ画像処理・計測ソフトです。USB接続で、キヤノン製・ニコン製の一眼レフを、パソコンからリモート操作します。ISOの設定やインターバル撮影、バルブ撮影等が可能です。長さ・角度・面積の画像計測、焦点合成、ライブビュー時の画像反転も可能です。
簡単 DICOM 変換
JPG BMPファイルに属性情報を付与し、DICOM画像に変換します。モダリティ種別・検査日時の指定も可能です。属性情報の付与と、DICOM画像変換の作業に必要な機能が詰まっているので、さまざまな処理が可能になるソフトです。
医療画像、映像ビュワー フリーソフト その3
動画から DICOM変換 & 送信ユーティリティ
各種動画ファイルを読み込み、連番のDICOMに変換します。変換後、DICOMサーバーに送信できます。患者属性を指定して、あらかじめ設定した、DICOMサーバーに保存する機能があります。動画を変換する際にはフレームレートの設定・インタレースの解除など設定できます。
Dicm Dump
DICOMファイルのタグ情報を一覧表示します。タグのデータをダンプ表示、簡易的な画像表示を行うソフトです。DICOM関連の開発に役に立ちます。簡易的な、画像ビューアーです。マルチフレーム画像の、簡易再生が可能です。ドラッグ&ドロップでファイルオープンします。
CapENT (静止画、動画キャプチャーソフト)
電子スコープなどから、静止画像キャプチャーできます。動画圧縮保存し、画像を管理できます。硬性鏡、エコーなどから、静止画像および動画を取り込めます。静止キャプチャー画像に、医院名・日時など文字を書き込めます。静止画像を含んだ紹介状や返書も印刷できます。
眼振頭位 キャプチャーソフト
眼振映像・頭位データキャプチャーソフトです。赤外線眼振カメラの映像と、頭位データを記録し、閲覧できます。頭位データは、マウスの左右クリック、テンキー等で入力でき、手作りセンサーをカメラ部分に取り付ければ、自動的に頭位データを取り込めます。
医療の質を向上させる大きな力を持つ 医療統計
医療統計は、現代の医療分野において非常に重要な役割を果たしています。この統計データは、病気の診断や治療、さらには医療機関の経営にも大きな影響を与えるものです。医療統計は、さまざまな分野で活用されています。
まず、疾病統計があります。これは特定の病気の発症率や死亡率、治療成績などを分析する統計です。たとえばがん登録データを用いれば、がんの種類ごとの発症率や治療効果を把握することができます。これにより、効率的な治療方法の開発や、予防策の策定が可能となります。
次に、病院経営にも医療統計は欠かせません。病院の運営には、患者の来院パターンや治療コスト、医療スタッフの働き方などのデータが必要です。これらの情報を統計解析することで、病院経営の効率化を図ることができます。例えば、高齢化が進む日本では、高齢者専門の診療科の需要が増大しているといった具体的な経営方針を立てることができます。
また、臨床研究や疫学調査も医療統計の重要な応用分野です。新薬の開発や治療法の効果を検証するためには、膨大なデータを収集し、その統計処理を行います。これにより、科学的根拠に基づいた医療が提供されることとなります。
診療圏分析においても統計データは不可欠です。この分析では、特定の地域における医療需要や供給状況を把握するために統計が用いられます。例えば、新しく病院や診療所を開設する際に、その地域ではどのような医療サービスが必要とされているのかをデータに基づいて判断します。
さらに、医療行政の場でも統計データは重要な資料となります。政府や地方自治体は、統計データを基にして医療政策を立案し、適切な資源配分を行うことができます。これにより、地域全体の健康増進や医療サービスの改善が図られるのです。
医療統計は、ただデータを収集・分析するだけでなく、その結果を実際の医療現場や経営、政策に反映させることで、医療の質を向上させる大きな力を持っています。これにより、医療従事者はより効果的な治療法を選択し、患者は質の高い医療サービスを受けることができるのです。
地域医療の課題解決にも統計学が役立っています
統計学は元々数学から発展した分野であり、その基本原理を把握するためには数学的な知識が不可欠です。しかし、特に保健医療の領域では、統計学は現場の問題を客観的に把握し、解決するための強力なツールとして活用されます。保健医療における統計学の役割を理解するためには、現場での課題、疑問の解決、といった問題意識が重要です。このような問題意識に基づいてこそ、統計手法は真に役立つものとなります。
現在の医療業界では、現場から得られる生データの統計解析により、重要な知見が次々と明らかにされています。例えば、疫学研究では、ある疾患の発生原因やリスク因子を統計的に解析することで、予防策や治療法の開発に役立つ情報が得られます。また、臨床試験においても、治療の効果や副作用を統計的に評価することで、安全かつ効果的な医療が提供されるようになります。
さらに、ビッグデータとAI技術の進化により、医療分野では今までにない規模でデータが収集・解析され、豊富な知見が創出されています。これにより、予防医学や個別化医療といった新しい医療の在り方が登場しつつあります。単なる統計解析を超えて、データサイエンスの重要性もますます高まっています。
医療の現場で統計学を効果的に活用するためには、ただ単にデータを解析するだけでなく、その結果を現場でどのように使うかという視点も重要です。例えば、病院の経営改善や医療資源の配分効率化など、多岐にわたる場面で統計的知見が活かされています。昨今では、地域医療の課題解決にも統計学が役立ち、効率的で効果的な医療サービスの提供に繋がっています。
統計学は保健医療分野において不可欠な要素であり、現場の問題意識を持つことで初めてその力が最大限に発揮されます。統計解析によって得られる知見を活用することで、医療の質の向上や効率化が進み、人々の健康と福祉に大きく貢献することが期待されます。
医療統計ソフト駆使して精度の高いインサイトを得る
医薬品や関連素材の研究開発において、統計は不可欠な役割を担っています。これにより、研究者は従来の直感や経験頼りの方法から、より科学的かつ精密なアプローチを採用することが可能になっています。
医薬品の開発プロセスでは、試薬同士の相互作用を詳細に分析し、新しい試験デザインの構築に統計的手法が大きく貢献します。これにより、研究者は実験の信頼性を高めながら、より効率的かつ効果的な実験計画を実行できます。例えば、適切な試験デザインを活用することで、より少ないサンプルサイズで十分な統計的パワーを持った研究を行うことが可能になります。
また、特定の症状に対する治療法や新薬の効果を評価する臨床研究においても、統計的なアプローチは極めて重要です。信頼性の高いデータ解析を行うことで、患者にとって最適な治療が選択できるだけでなく、新薬の承認プロセスにおいてもデータの妥当性を示すことができます。医療統計の活用によって、医薬品の安全性と有効性を証明する際に、より客観的で明確なエビデンスを得ることができます。
近年では統計ソフトウェアの進歩によってデータ解析がより迅速かつ正確になり、研究の速度が飛躍的に向上しています。これらのツールを駆使することで、研究者は複雑なデータセットを容易に扱い、精度の高いインサイトを得ることが可能となります。医療統計の力を最大限に活用することで、医療研究の質と効率を大幅に向上させることができます。