このページでは、レセプトチェックのフリーソフト・アプリを紹介しています。
・レセプトチェックのフリーソフトの紹介
・レセプト請求のフリーソフトを紹介
また、レセプト業務に関連した知っておくと役立つ情報などを掲載しています。
・レセプト、医療報酬、レセプトオンライン請求などについて解説
病院で会計をするときに必ず必要になるのが「レセプト(診療報酬明細書)」になります。初診料や再診料、医学管理料などすべての医療行為に点数が存在します。これを計算し点数を出す作業を担っているのが、受付にいる医療事務の存在です。一言にレセプトといっても種類があり、介護レセプト、調剤レセプト、レセコンなどもあります。電子レセプトが主流になっていますが、具体的にはどんなものなのでしょうか。
レセプトチェックのフリーソフト その1
レセプト請求のフリーソフトです。
医療報酬請求事務、重症度スコア、労災・事故・レセプト返戻管理、介護レセプト、調剤レセプト、レセプト計算、チェック分析、高額療養費計算、病院・歯科のレセプト点検、レセプト電算ビューア、病名漏れを自動チェック、レセプトファイルメーカーのテンプレート、歯科専用介護請求、レセコン保険矯正の登録、歯科診療録作成と電子レセプトの作成などの日医標準の無料ソフトやエクセルテンプレートがダウンロードできます。
E-Rezept2
日医標準のレセプト電算ビューアです。レセプト点検を、強力にバックアップします。紙レセプトに近いイメージで画面表示します。DPCへも対応し、DPCコーディングデータを確認できます。複数の端末で利用することも可能です。目的のレセプトを、瞬時に探し出すことができます。
SSK画像 レセプト作成
SSK画像レセプト作成ソフトです。医療保険者に向け、CSV形式の電子レセプトデータから、画像レセプトを作成できます。必要な機能が詰まっているので、画像レセプト作成のさまざまな処理が可能になるレセコンソフトです。操作性にもすぐれたレセコンソフトです。
調剤支援 VDデモ
薬局用調剤レセプト、レセコンソフトのデモ版です。調剤に必要な、殆どの機能が装備されています。スムーズな調剤報酬点数の計算、及び調剤録、レセプト計算、領収書、服薬情報提供文書、調剤報酬明細書、薬歴簿、薬袋の発行などができます。保険薬局における調剤の、事務処理を簡略化します。
レセヘルパー
無料のレセプトチェックソフトです。病名漏れを自動チェック分析して、レセプト点検にかかる時間を短縮できます。毎秒50~100件で、レセプトを判定できます。自動学習機能で、導入初期に効率よく学習させることができます。使い込むにしたがって、より正確な判定ができます。
レセプト処理システム
レセプト処理システム
レセコン処理をするファイルメーカープロ8用のプログラムです。手書きでレセプト処理するのは大変だが、レセコンを導入するほどの枚数ではないという人にはおすすめのソフトです。簡易型となっていて、あまり来ない特殊なレセプトをカット、多く来る国保や社保のものを中心に処理し、負担金計算、薬情プリント、月末請求明細印刷できるようにしています。シェアウェアです。
レセプトチェックのフリーソフト その2
レセプト学習
医療事務の、学習用ソフトです。病院・医院の医療事務で使用されている、レセコンソフトが、個人のパソコンで使用できます。医療事務の専門学校へ通う時間的余裕がなく、独学で調剤レセプトなどの医療事務を勉強する人にとって、必須のソフトです。初心者でも安心して使えます。
電子カルテ & レセプト
開業医、医学生、医療従事者、及び医療事務員のための、カルテ1号紙、2号紙、3号紙の作成ソフトです。処方、注射、検査等の、入力関係はほとんどマスターファイルのコード入力です。すべてエクセルVBA&関数なので、メンテ等も簡単で便利なおすすめツールです。
レセコンADW
レセコンADW
診療所の健康保険、労災、自賠責の紙および電子レセプトが作成できるソフトです。フリーソフトとなっていて、商用利用を含めて使用することが可能です。レセプト作成をはじめとして、集計、社保国保各種請求書、労災明細書作成、自賠責明細書、院外処方箋、学校健康センター書類作成が白紙から編綴順にプリントアウトすることができます。そのほかにも多様な機能が搭載されています。
ReceChecker
ReceChecker
介護保険のレセプトCSVのエラーチェック&請求内容の確認が行えるツールです。フリーソフトとして提供されています。データの正誤は国民健康保険団体連合会(国保連)のデータ仕様書に基づいており、CSVの内容にエラーがあると、その項目を赤く表示するようになっているのでエラーの箇所が一発で把握できるようになっています。業務の効率化およびミスの軽減に利用することができるでしょう。
Macでレセプト
Macでレセプト
保険請求のプログラムです。処方箋受付枚数が500枚以下で使えるレセプトソフトとなっています。計算、薬の説明、お薬手帳、請求明細書だけでなく、在庫管理と請求書も作成もできます。必要最低限の機能を備えているフリーソフトで、これだけで業務をこなすことも可能でしょう。業務の効率化を図ることで、本来の業務および顧客サービスの向上を促すことが期待できます。
レセプトチェックのフリーソフト その3
Rezept2006
Rezept2006
歯科用のレセプト発行ソフトウェアです。Access2000で作成されているフリーソフトとなっています。そのため、Access2000かOffice2000Pro以上、またはランタイムがないと動作しないので注意が必要です。レセプト用紙ごと印刷できるようになっています。フリーソフトを導入することで、日々の業務が少しでも効率化させることができます。
WhiteNoise
WhiteNoise
歯科の診療内容を記録しレセプト印刷・電子レセプトを作成するためのソフトウェアです。歯科医が議論を重ねながら作成したシェアウェアとなっています。料金は年間3万円となっていますので、レセプト印刷などの機能を十分確かめて、長期にわたって使用すると判断できた場合に登録すると良いでしょう。最新版はホームページで公開されていますので、チェックしましょう。
イーグル
イーグル
レセプトデータの処理と請求に特化した歯科用レセプトソフトです。保険矯正も登録可能で電子レセプトにも対応しています。シェアウェアとなっていますが、無料で試用することが可能です。ただし無料で使う場合は、印刷物(レセプト・領収証等)の印刷に対して制限が設けられています。そのため、継続して業務に使用する場合はライセンスキーの購入が必要となります。
調剤薬局のための患者来局予測
調剤薬局のための患者来局予測
レセプトオンライン請求データから次回患者来局を予測するシステムです。サンプル版として提供されています。調剤薬局の次回患者の来局を予測することで、業務の効率化に寄与します。予測データは標準的なレセプトオンラインファイル[*.CYO]を使用しています。また、患者毎に「調剤済」「監査済」といった内容など、自由にコメントを登録することが可能となっています。
SARU for Windows (評価版)
SARU for Windows (評価版)
歯科用レセプト請求システムです。Mac版で好評だったソフトのWindowsサンプル版として提供されています。一般のソフトウェアを扱う感覚で、簡単で気軽に利用することができます。デモ版として起動すると、患者登録数50件までで試用することができます。製品版としての移行も可能となっているので、もし試用して使い勝手が良ければ、購入を検討してみるのも良いでしょう。
レセプト請求のフリーソフト その1
レセプト請求のフリーソフト、日医標準のシェアウェアのリンク集/医療報酬請求事務、重症度スコア、労災・事故・レセプト返戻管理、高額療養費計算、レセプト計算、レセプト点検など。医療画像、検査分析、チェック分析、医療データベース、診断書カルテ、処方箋、医療文書、紹介状、勤務日誌、看護プラン、レセプト請求、予約管理、患者管理、薬剤管理、栄養管理、リハビリ、健康診断、血液検査などのソフトやエクセルテンプレートが無料でダウンロードできます。
E-Rezept 2
診療報酬改定対応 レセプト電算ビューアがダウンロードできます。
レセプト電算の内容を紙レセプトに近いイメージで画面表示し、画面点検を可能にします。excel、DPCへも対応します。
レセプトチェックソフト「レセ電ビューア」
レセプト入力ソフトでは見づらかったフォーマットを見やすく整形し、レセプトチェックやチェック分析をスムーズに行えます。チェックの検出によりチェック漏れを防ぎ、効率を大幅にアップします。
医療費の明細書
確定申告書に添付する「医療費の明細書」を《ZIP形式》で再登録します。B5版の封筒に印刷するイメージで制作。
分譲領収書
薬価を調べることなく簡単に分譲依頼書や領収書を作成することができます。
自動車保険・診断書/診療報酬明細書
自動車(自賠責)保険の診断書と診療報酬明細書と振込依頼書を作成します。診断書と明細書は病名・日付・実日数等連動、明細書は一部自動点数計算ができます。
レセプト請求のフリーソフト その2
レセコン ADW
診療所の健康保険、労災、自賠責の紙および電子レセプト作成の人気excelソフトです。カルテのプリント、メモ表示、履歴表示、検査データの表、及びグラフ表示なども出来ます。
レセヘルパー
入院・外来レセプトを読み込み、病名漏れの有無を一括して判定するレセプトチェックプログラム。自動学習機能で、導入初期の学習と、使い込むごとにより正確な判定ができます。
外来レセプト
診療報酬明細書医科「入院外」用の社保、国保支払基金への提出用レセプトテンプレートです。OCR処理システムにも対応。2003年6月の診療報酬点数改訂に対応しています。
ヒロソフト
医療報酬請求事務を Excel にて行うソフトです。
医療費改正には影響受けません。査定・返戻対策の精度管理と保険請求業務の標準化を図ることを目的とした人気ソフトです。
診療報酬請求業務 状況報告システム
査定・返戻対策の精度管理と保険請求業務の標準化を図ることを目的とした人気ソフトです。
レセプト請求のフリーソフト その3
高額療養費計算
医療機関、社会保険労務士向けの高額療養費計算ソフトです。一般の方も使用できます。患者さんの高額医療に対し概算を計算して印刷しお渡しできるレセプト計算アプリです。自己負担額でも計算できます。
出納帳 95
現金出納帳、振替伝票を簡単に記入・印刷でき年毎の各種集計操作ができます。主に歯科医科診療に使用する科目の設定変更も可能です。試算表や決算項目の作成もできます。
へるぷ!APACHE II score forFile Maker Pro
医療業界で有名な重症度スコア FileMakerProで、スコアと院内予測死亡率が計算できるおすすめアプリです。
へるぷ!APACHE II score forFile Maker Pro
労災・事故・レセプト返戻 管理システム
医療関係の事務請求における各種請求書作成のためのソフトです。患者管理もスムーズに行えるおすすめアプリです。
レセプトとは
医療機関は、患者の治療等を行った1ヶ月分の費用を診療報酬点数表や、薬価基準などをもとにレセプト計算・レセプト点検(レセコン)をしています。その後レセプトとして請求し、審査支払機関にて審査を行ったあとに保険者に送られています。保険者はレセプトをチェック分析して診療報酬の支払を行う流れになります。レセプト計算・レセプト点検などは専門の知識を必要としますし、チェック分析なども簡単なものではありません。レセプト計算・レセプト点検を行っているのが医療事務になります。
患者が支払う一部の負担金は窓口で支払われていますが、残りは医療機関から保険者に請求する必要があります。そのためにレセプト計算・レセプト点検で必要になるのが、電子レセプトによる診療報酬請求書とレセプトになるのです。
レセプトは入院と外来を分けて作成されます。医療機関では診療報酬の請求を1ヶ月ごとにとりまとめて、診療付きの翌月10日までに提出します。レセプトの準備をしている期間は医療事務にとっても忙しい時期になります。医療事務は病院の受付を担う存在です。他にも介護レセプトや調剤レセプトなどもあります。
レセプトについても簡易的なものであれば、Excel(エクセル)のテンプレートを使う方法もありますが、フリー(無料)ダウンロードのフリーソフトやソフト、アプリを使う方法もあります。簡単に人気が比較できておすすめです。
医療事務の日医標準とは
日医標準に基づき、レセプトを作成し、保険者ごとにわけ請求書を作成する業務などを担います。医療事務をどこで学ぶのかによっても、日医標準なのか他の標準なのかも違います。やり方についても日医標準と他の方法でもやり方が違いますし、診療科目によっても違います。そもそも日医標準レセプトは、日本医師会が開発したものです。日医標準は多くの診療所などで取り入れられています。医療事務を学ぶなら日医標準などのチェック分析を選んでおいて損はありません。
また、現在の医療事務は、介護レセプトや調剤レセプトなどの違いもありますが電子レセプトが主流になります。電子レセプトは医療事務のレセコン業務を簡素化し、レセプト計算やレセプト点検、チェック分析をするのに欠かせません。電子レセプトが導入される以前のレセコンは、チェック分析も含め手書きのところが主流でした。レセコンに電子レセプトが導入され仕事の内容が一気に変わったのです。レセコンによるレセプト計算やレセプト点検などのチェック分析も大きく変化しています。
ちなみに介護レセプトは介護業界のレセプト業務になります。介護レセプトならではの方法もあり、点数の付け方も違います。介護レセプトを行うのが介護事務の役割です。介護レセプトなどの知識をつけ業務を行います。調剤レセプトは調剤薬局の受付業務を行う仕事です。薬剤師さんが調剤レセプトも担うケースもあります。調剤レセプトは電子レセプトが進んだことで、大きく変化しています。
日医標準も、ソフト(フリーソフトも含む)を使っているからこそ簡単にできます。アプリなどもつかいつつ、より医療事務の仕事が簡素化されるといいですね。フリー(無料)ダウンロードも充実していること、簡単に人気が比較できるものもあります。Excel(エクセル)のテンプレートも便利です。
レセプトに含まれている内容は
診療報酬は、診療を行った翌々月末払いで支払われています。そもそもレセプトには、さまざまな個人情報が含まれています。患者さんの氏名はもちろん、性別や生年月日、健康保険の加入情報、請求元の医療機関名、診療科、診療月の投薬、注射、処置、手術、検査、画像診断などの記載があります。一枚のレセプトのなかに、複雑な情報がたくさん含まれているレセプトは、いかに医療事務の仕事が難解なものなのかを知ることもできます。
レセプトのなかに含まれている個人情報は、政府が医療費の分析や医療サービスの工場のために、オンライン請求の義務化を決めたことにあります。どの病気がどの地域に多いのかなどの疫学的なデータはもちろん、医療機関の治療成績や平均在院日数などのデータを収集していきます。医療の質の向上に欠かせないものになります。個人情報を守るために、政府はレセプトの情報を匿名化する方針ではありますが、なかには悪用されてしまうなどの問題も考えていかなくてはいけません。
レセプトの管理もソフトやフリーソフトやアプリなどを活用しましょう。フリー(無料)ダウンロードもできますし、簡単に人気がわかるものも。Excel(エクセル)のテンプレートを使うのもおすすめです。
レセプトの審査とは
レセプトは提出後に審査が行われ、パスしないレセプトは医療機関に送り返される仕組みになります。被保険者の資格がない人が受診すると「資格返戻」になりますし、保険者番号の転記ミス「事務返戻」などもあります。他にも過剰な医療が行われていないか医薬品が適正に使用されているのかなどの内容も確認しています。返戻されると翌月に再提出になるので、支払が1ヶ月遅れることになります。医療機関にとっては不名誉であり経営的にも厳しくなってしまいます。
そもそも審査は、「特別審査委員会」や、各都道府県にある「審査委員会」が行っています。都道府県によって独立した権限が与えられていることもあり、審査基準はそれぞれ異なります。「審査運営委員会」「審査専門部会」「再審査部会」「調剤審査部会」「審査研究会」の5つの委員会にわかれています、これらの部会のメンバーは、診療を担当する者の代表や、保険者の代表、学識経験者にて構成されています。それぞれの部門によって役割の内容が異なります。
医薬品の使用に関する査定が大半です。レセプトに記入されている「傷病名」は最も重要な部分になります。この傷病名を基準として診療行為が一致しているかどうかを確認しなくてはいけなくなります。疑い病名での治療は認められていませんし、請求してしまうと査定の対象になってしまうのです。その反対で疑い病名では問題がないものでも、病名で行うと査定されるものもあります。
医薬品の使用に関するものが大半なのは、製造承認書に記載されている「用法」「容量」「効果」「効能」の範囲でしか使用できないことにあります。合致した内容でないと査定の対象になってしまうなどの問題もあります。レセプトの審査も、フリーソフト(ソフト)やアプリを使うのはもちろん、フリー(無料)ダウンロードを行う方法もあります。簡単に人気を比較できたり、Excel(エクセル)のテンプレートを使う方法もおすすめです。
レセプト請求とは
日本では、サラリーマンが加入する保険組合や自営業者が加入する国民健康保険など、医療保険を使った医療制度を採用しています。通常、医療機関の窓口で、患者が医療費の3割部分を自己負担します。残りの7割部分については、医療機関が各医療保険に請求することになっています。
各医療保険への請求に必要なのが、「レセプト」とよばれる診療報酬明細書や調剤報酬明細書です。医療機関では、患者さんごとに必要事項が記載されたレセプトを1ヶ月単位で作成し、各医療保険に請求します。
介護レセプト、調剤レセプトなどのレセプトの作成には専門の知識が必要となります。請求金額が大きくなることから、医療機関での事務作業でメインの仕事といってもよいでしょう。レセプトは国保連合会、または支払基金で審査が行われるため、間違いがないように作成する必要があります。そのため、紙ベースで手作業で行う場合もありますが、日医標準の電子レセプトなど専用のレセコンソフトを使って、より正確に作成する医療機関も少なくありません。
まずは無料のおすすめレセコンソフトやexcelテンプレートからダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
医療報酬とは
医療機関に対して医療保険から支払われる医療費を「医療報酬」と言います。医療報酬は、全て点数で計算をされます。すなわち、医療行為の全てにおいて点数が発生し、保険者に医療機関が医療費を請求する時に計算されて医療報酬は決定します。
この、診療報酬を計算したりする事務員が「医療事務」という役割です。診療時に発生した医療行為に対して、定められた点数を導き出し、医療事務が計算を行うのです。一方で、医療事務は医療報酬の計算だけではなく、医療の全般を業務としている場合がほとんどです。
医療事務が診療報酬を計算する時に使用する料金表に「診療報酬点数表」と呼ばれるものがあります。手術や検査などの他にも投薬などおよそ2500種類もの診療行為に対して、それぞれ定められた保険点数とその料金が算出できる表です。
この医療報酬の価格は、全国統一となっているため、どの医療事務がどこの病院で計算を行っても、全く同じ料金となる仕組みとなるわけです。
また、医療機関に対する施設の基準など、各種診療行為に対する請求を作成する際に対しても条件が規定されています。こうした、施設基準などについて、しっかりと厳守されているかどうかというのを、社会保険事務局と行政により監査および指導が行われています。
医療の点数方式による基本診察料と特掲診療料
医療報酬の点数表は医科、薬剤、歯科の3つに区分けされています。点数表の仕組み自体は簡単ですが、内容は非常に膨大で複雑です。
診療報酬を算定する時に基本となるのは、初診料や入院料など基本的な診療行為や簡単な検査・入院に係る「基本診療料」と、検査や処置といった基本診療料に含まれない診療行為である「特掲診療料」の加算で行われます。
また、診療報酬については「中央社会保険医療協議会」により2年程度で改定・見直しが行われます。改定は、診療報酬全体の増減額を決定し、その後、それぞれの診療行為に対する点数などを決めていきます。改定は年末から翌年2月まで行われ、その後新年度となる4月から新診療報酬体制がスタートするのです。
手書きレセプトに比べ手間を短縮させたレセプトオンライン請求
2011年4月に、「レセプトオンライン請求」が原則義務化されました。これにより原則として、介護レセプトや調剤レセプトなど全てのレセプトは電子レセプトによる請求となりました。レセプトオンライン請求とは、インターネット回線などのオンライン回線を用いてソフトを通じて、レセプト計算した介護レセプトや調剤レセプトなどの電子レセプトを医療機関から審査支払機関へ、そして審査支払機関から保険者に送信する手法です。この電子レセプトは、介護レセプトや調剤レセプトに対する従来の手書きレセプトに比べて大幅に手間を短縮させました。
介護レセプトや調剤レセプト
また従来、介護レセプトや調剤レセプトなどに対しては、支払機関がレセプト点検・審査を行い、さらに健康保険組合などもレセプト点検・審査を行っていました。いわゆる二重で介護レセプトや調剤レセプトなどをレセプト点検・審査が行われていたのです。これがレセプトオンライン請求に変わることで、介護レセプトや調剤レセプトといったレセプトを、健康保険組合などが直接レセプト点検・審査を行うようになりました。これにより、レセプト点検・審査は1度だけとなり、業務の効率化が進んだと言われています。
医療透明化や患者へ情報提供を図る領収書の発行とレセプト開示
2006年10月からは、医療費を一部負担金した患者に対して、詳細が記された領収書を発行することが義務づけられました。さらには、2008年度からは入院に対する領収書に対しても、医薬品名や検査名といった情報を添付するのが望ましいとされています。こうした領収書に対する詳細の記載により、医療費の詳細や全貌が患者にも分かるようになり、より透明性が確保されています。
レセプトの開示には、医療費の不正請求や過剰請求を防止する役割あります。また、レセプトについては、患者やその遺族が請求をすることで開示する義務があります。これは、レセプトを見ることで、どういった医療行為が行われたかなど、医療や医療費に対する疑問に対応するためです。
レセプトの開示は、フリーでダウンロードできるようなものではなく、基本的には加入医療保険の窓口で手続きを行います。開示には特別な理由などがなければ、概ね数週間から1カ月程度で「開示決定通知書」が送られてきます。
電子レセプト請求のレセプトチェックは日医標準レセプトソフト
電子レセプトにおけるレセプト計算などのソフトは、いろいろと提供されています。
まず紹介しておくべきソフトとして、「日医標準レセプトソフト」というソフトが存在します。日医標準レセプトソフトは、日本医師会が会員へ提供している電子レセプトに対応したソフトです。
日医標準レセプトソフトの特徴として、簡単に手軽に導入でき、簡単に最新の状態に保てるメリットがあります。これは、日医標準レセプトソフトが常に薬剤などに対して最新のマスタやプログラムを保持しているからです。これにより、レセプト計算も最新の情報を保てるのです。
また、日医標準レセプトソフトは導入や運用にもコスト節約が見込めます。日医標準レセプトソフトの大部分はフリーで無料のアプリやソフトで構成されています。加えて、多くのソフトやアプリを開発・無料公開をしているので、常に最新のソフトやアプリをフリーでダウンロードをすることができます。
ソフトやアプリは、自動算定や自動表示のレセプト計算を導入しているので、入力だけで簡単にレセプト計算を行うことができるでしょう。
レセプト請求ソフトのシェアかフリーかはサポート利便性を考慮
電子レセプトを取り扱う医療事務を行う上では、レセプト計算に対するレセプト点検・チェック分析は大切な項目です。こうしたレセプトのチェック分析については、シェアソフトを使用するのが簡単でおすすめです。これは、いくらフリーでダウンロード人気が高いレセコンソフトであったとしても、サポートや使いやすさなどの面でシェアと比べるとフリーはおすすめができないからです。
レセプトをチェック分析してくれるシェアソフトには、人気が高いレセコンソフトが数多くあります。どのシェアソフトが使いやすかは、人それぞれです。このソフトやアプリが簡単だとか、こっちのチェック分析ソフトは使いにくいとか、そういった部分を知るためには、人気だけではなく、レビューなどを参考にすると良いでしょう。また、無料お試し期間などを利用してソフトをダウンロードするのも良いでしょう。
先にも少し触れましたが、チェック分析を取り扱うソフトにはフリーソフトも存在します。しかしながら、無料であるフリーソフトはダウンロードをして導入するのは簡単ですが、無料であるがゆえに使いやすさはあまりおすすめできません。レセプトのチェック分析は手を抜けない、間違えが許されない部分なので、無料だからとか人気が高いアプリだからといった簡単な理由で決定しないようにしましょう。
シェアやフリーソフトと改良がしやすいエクセルテンプレート
フリーソフトやシェアソフトを活用するのも良いですが、簡単な計算などであればexcel(エクセル)のテンプレートを活用するのもおすすめです。
excel(エクセル)のテンプレートであれば無料で人気が高いおすすめのデータもありまし、フリーでダウンロードできるのでコスト的にもおすすめできます。
また、excel(エクセル)のテンプレートは、フリーソフトと比べると起動や動作が早い場合もあります。この起動の速さこそ、excel(エクセル)テンプレートが、人気がある要因であり、おすすめできるポイントだとも言えるのです。
加えて、フリーソフトでは使いにくい部分などを自由にカスタマイズできませんが、excel(エクセル)のテンプレートであればフリーで自由にカスタマイズが可能です。
さらに、フリーのソフトやアプリを既に使用していて、機能を気軽に加えたい時にもexcel(エクセル)のテンプレートをダウンロードして使うのはおすすめです。
このように、フリーソフトやシェアソフトのメリットとexcel(エクセル)のメリットを上手に使い分けて作業を行うのがおすすめだと言えるでしょう。
レセプト業務にレセプト請求のソフトを活用しよう
レセプト業務は、病院にとっても重要な請求業務を担っています。フリーソフト(ソフト)を使う方法やアプリもありますし、フリー(無料)ダウンロードなどもあります。Excel(エクセル)のテンプレートを使えば、簡単に人気のある方法も比較できおすすめです。